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酔っ払いを介抱したら推しメンでした

〇 : はぁ…疲れた

今日も相変わらず残業を終え職場を出た

〇 : 19:30か…金曜だしあそこいくか

今日は華金
1週間乗り切った自分へのご褒美に飲むと決めているのだ

〇 : 女将〜やってる?

? : ねぇ〜いつもそんな呼び方しないくせに!
いつもの席空いてるよ

〇 : ありがとう

" 真夏さん "

真 : 今週も1週間お疲れ様
はい、いつも通りビールね

〇 : ありがとうございます
いや…今週も疲れましたよ笑

真 : ふふっ、はい…今日のお通しね

〇 : うわぁ…めっちゃ美味そう!
いただきます!

真 : どうぞ〜

ここは行きつけの" 小料理屋真夏 "
元乃木坂46の秋元真夏がしてる店だ

〇 : 真夏さんいつものでお願いします

真 : 任せて〜

数ヶ月前に妹がここに連れてきてから常連になっている

真夏さんからはファンが殺到されるのは困るからSNS等では言わないでと言われていた

真 : はい、いつものセットね〜
今日の卵焼き見てみて〜最高に上手く焼けた!

〇 : いつも上手く焼けてますよ笑
んっ、やっぱうめぇー!

真 : あら、嬉しい〜

カウンターが10席だけの店
真夏さんが1人でしている
目の前で作ってくれる全て手料理だ

〇 : 真夏さんって最近メンバーと会ったりしないんですか?

真 : う〜ん…〇〇くんだけに教えるけどさ
ここ日曜日休みじゃない?

〇 : ですね

真 : 実はその日にメンバーがご飯食べに来たりしてるのよ笑

〇 : そうだったんですね笑

その後も本日のおすすめでお酒も進み

〇 : はぁ…今日も最高でした

真 : 嬉しいわ〜

〇 : 今日もご馳走でした
また、来週も来ますね〜

真 : ありがとう
また、待ってるね〜

金曜日は終電前まで飲んで帰るのが日課だ
土日が休みだからこそできる特権

〇 : さっ、帰るか

最寄駅に向かう〇〇だったが…

〇 : …おい、、人倒れてるけど…

? : スースー💤

〇 : 寝てるのか…
うわぁ…めっちゃ酒くさいじゃん

? : うるしゃいぞぉー…💤

〇 : 寝てんのか起きてんのか笑
あのぉ…大丈夫です…!?
う、嘘だろ…

酔い潰れて道端で寝ていたのは遠藤さくらだった

〇 : 遠藤さん…とりあえず水飲んでください

さ : えぇーなんで名前知っんのぉ〜

〇 : あ、いや…遠藤さくらさんですよね?
こんな所で寝てたら危ないですよ

さ : だじょぉぶだよぉー!

〇 : はぁ…家はどの辺ですか?
タクシー呼びますから…

さ : スースー💤

〇 : おい…これは無理だな
どうするべきか

悩む〇〇
真夏さんに相談するか迷ったが…

〇 : とりあえず連れて行くか
うわぁ…めちゃくちゃ軽いじゃん笑

家に連れて行くことに決めた

タクシーを呼び、おんぶして家まで運んだ

〇 : めっちゃ疲れた…風呂入ろう

〇〇はさくらを自分のベッドに寝せた

〇 : …ソファーで寝るしかないか

仕方なくソファーで一夜を過ごすのだった

翌朝…

バサッ

さ : こ、ここは…どこなんだろう

さくらが先に起きた

さ : !?
だ、誰…この男の人

目の前に知らない男性がいた

さ : ど、どうしよう…

迷いながらも…

さ : あ、あの…

肩を叩く

〇 : んっ…!?
あ、え、遠藤さんおはようございます
眠れましたかね…?

さ : は、はい…寝れました
あの…ここは?

〇 : あ、僕の家ですね
昨日道端で酔い潰れていたので…

さ : !?
そ、そうだ…飲んだ後記憶にないんだ、、

〇 : 遠藤さんって結構飲まれるんですね笑

さ : はい…たまに、、お恥ずかしながら

〇 : そういうとこも可愛いですね

さ : へぇ!?
あ、あの…何でさくのこと知ってるんですか?

〇 : あぁ…実は、、ここ見てください笑

さ : !?
さ、さくのこと推してくれてるんですか?

〇 : はい笑

さ : 余計恥ずかしいです…///

〇 : あはは笑
でも、良かったですよ…
あんなとこで寝てたら危なかったですよ笑

さ : 本当にありがとうございます!

〇 : いえいえ笑
朝ご飯作るので食べて行ってください

さ : いいんですか!?

〇 : はい
朝風呂入りたかったら適当に入っててください

さ : …そんないいんですか?
の、覗こうとしてるとか!

〇 : そんな事しませんよ笑

さ : …お借りします

〇 : どうぞ〜

女の子だし…アイドルだから長風呂だと思っていたら

さ : 上がりました!
ありがとうございます!

〇 : …はや笑

さ : まぁ、お風呂浸からないので笑
ドライヤーお借りしてもいいですか?

〇 : もちろんいいですよ
もうすぐ出来ますよ

さ : うわぁ…凄い美味しそう!
いい匂いする〜

〇 : ふふっ笑
髪長いから乾かすの大変そうですね…笑

さ : そうなんですよ笑
手も疲れちゃうし…
あ、手伝ってください!

〇 : え?

さ : 手動かしたくないのでしてください!

〇 : そ、それは…大丈夫なのでしょうか?

さ : さくの了承済みです

〇 : わ、わかりました…失礼します

ブッーーン

〇 : 熱くないですか?

さ : 大丈夫です!
上手ですね〜

〇 : ありがとうございます

その後も髪を乾かし…

〇 : 乾きましたよ

さ : ありがとうございます!
朝ごはんいただいてもいいですか?

〇 : もちろん笑
(めちゃくちゃ髪綺麗だな…さすがだ笑

さ : 料理上手で羨ましい…いただきます!

〇 : どうぞ〜

さ : んっーーうまっ!

〇 : ふふっ、良かったです笑

さ : あ、、そういえば…お名前聞いてなかった

〇 : そうでしたね笑

" 齋藤〇〇です "

さ : 齋藤〇〇さんですね!

〇 : はい、遠藤さん凄く美味しそうに食べますね笑

さ : へへっ〜そうですか?

〇 : 作りがいあります笑

さ : ねぇ〜また今度食べに来てもいい?
次は夜ご飯食べたい!

〇 : あはは…遠藤さんはアイドルですし撮られたらマズいのでダメですよ笑

さ : いいの!
お家だし、ご飯食べるだけだし!

〇 : まぁ…気が向いたら笑

さ : よし、ありがとう!

その後も朝食を食べながら話し…

さ : あ、もうこんな時間だ

〇 : お昼からお仕事ですか?

さ : 昨日まで夏休みだったんですよ!
今日の昼からお仕事再開なんです!

〇 : この前までツアーでしたもんね笑

さ : そうなんですよ〜来てくれました?

〇 : 神宮行きましたよ

さ : え、ありがとうございます!
後これ連絡先渡しときますね!

〇 : い、良いんですか?

さ : はい、お礼込みです!

〇 : わかりました…

まさかの推しの連絡先を貰い心の中ではガッツポーズする〇〇だった

さ : 本当にありがとうございました!
連絡してくださいよ〜

〇 : わかりました笑
お仕事頑張ってくださいね

さ : ありがとうございま〜す!👋

さくらが帰った後…

〇 : さくちゃんって意外と話すんだな笑

〇〇はさくらにスタンプだけ送り
すぐにある人に連絡する

〇 : あ、もしもし??

? : 朝からなに〜

〇 : あ、ごめんごめん笑
今日暇?

? : 暇だけどなんかあるの?

〇 : いや、ちょっと聞いて欲しいことが笑
いつもの店でいい?

? : あー真夏のとこ?

〇 : そうそう

? : 別にいいよ〜
なら、18時ごろ行くよ

〇 : わかった…ありがとう

? : じゃ、また後で〜

〇 : うん!

〇〇は妹の??に電話し、家の掃除を済ませ

〇 : ??と会うしオシャレしとかないと怒られるよな…

クローゼットの中を漁る

〇 : …これでいいか!

掃除したのに結局散らかり…

〇 : あぁーーくそ時間ない!笑

店前に着いた時には…

? : ねぇ〜〇〇にぃから誘っといて遅刻?笑

〇 : ごめんごめん笑
奢るから許してくれよ

" 飛鳥 "

飛 : それなら許す!
さっ、早く入ろう

〇 : だね笑

" いらっしゃ〜い "

真 : !?
珍しい…2人なんて笑

飛 : 〇〇にぃから誘われた

〇 : 真夏さん昨日ぶりです笑
ちょっと聞いて欲しい話あって

飛 : とりあえず、真夏〜ビール2つで!

真 : はいよ〜
こっちで料理は適当に出すね

〇 : お願いします!

飛 : で、話ってなに?

〇 : いや…昨日さ

昨日あったことを全て話す

飛 : はぁ!?
それ本当なの…?

〇 : マジ…なんなら今日のお昼前まで居たし

飛 : …手出してないよね?

〇 : んなわけあるか!

飛 : 私から説教しとくからいいよ

〇 : あんま怒りすぎるなよ笑

真 : はい、これ今日1番のおすすめね!
ちょっと聞いてたけどそれ本当なの?笑

〇 : 聞こえてたんですね笑
マジですよ

真 : でも、介抱してくれたのが〇〇くんで良かったじゃん

飛 : まぁ…確かにね
〇〇にぃじゃなかったらヤバかったかもね
それを込みで説教しとく

〇 : 程々にな笑

その後も2時間くらい話しながら飲み

飛 : いや〜本当真夏は料理だけは上手いね

真 : だけはって余計な一言だな〜

〇 : 真夏さん今日も美味しかったです
ご馳走様でした

真 : 〇〇くんは優しいもんね〜
また来てね!

〇 : はい!

飛 : 真夏また来るね〜

真 : また2人で来てねー

真夏の店を出て…

〇 : 家まで送るよ

飛 : ありがとう

タクシーで飛鳥の家の前まで送り

飛 : 〇〇にぃありがとね
さくらのことは私に任せといて

〇 : 程々にな笑
飛鳥も頑張れよ

飛 : ありがと〜

〇〇が帰ってる途中…

プルルップルルッ

〇 : え、、飛鳥もう言ったのか?笑

スマホに表示されたのは

遠藤さくら

〇 : あ、すいません
ここで降ります

すぐにタクシーから降りた

〇 : も、もしもし…

さ : あーーー出た!
〇〇さん!

〇 : ど、どうも…笑

さ : さく怒られたんですけど…

" 飛鳥さんのお兄さんだなんて聞いてないですよ! "

〇 : あ、いや…言う必要ないかと笑

さ : なんであの事話すんですか!
めっちゃ怒られたんですから…

〇 : ごめんなさい笑

さ : 明日の夜ご飯作ってくれたら許します!

〇 : まぁ…休みだからいいですけど
次の日仕事なので早めの時間でお願いします笑

さ : お昼過ぎに終わるので大丈夫ですよ〜
じゃ、行きますからね!

〇 : はい笑
(マジかよ…何作るかな…

さ : じゃ、また明日連絡しますね〜
これは絶対に飛鳥さんに言わないでくださいよ!

〇 : わかりました

酔っ払いの推しメンを介抱した事で発展してしまった関係…これからどうなるのか

To be continued…?


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