べっぴんさんがお嫁に行くまで。(三重県林業研究所の展示室にもお嫁にきています)

画像1 「ほんじこみ」を思い出しました。京都の北山杉です。中源という品種は三重県林業研究所の所有林にもありました(令和元年)。一般的には磨き丸太の木肌は冬目ですが、本仕込みは夏目で勝負しているので柔らかさが伝わってきます。そのため春から、木と真剣勝負のストーリーがあります。
画像2 中源さんの山で作業する尾島組の職人さん。この前の年は、尾島の親方から「登って皮を剥け」と言われて1本させてもらいました。親方の息子さんのむく皮は美しく売り物になります。この時も登って手伝うように言っていただきました。大変良い勉強をさせていただきました。
画像3 傷をつけずにどのようにして下ろすのか想像してみてください。この時に、親方の息子さんからいただきた菩提の砥石は私の宝物です。アップした2日後、砥石をいただいた人が、 関西テレビの頂リベンジャーズに 第1回第2回、第4回「伐倒・造材大会」で優勝 として紹介されていました。写真の日付を見てびっくり。あれから10年が経っている。その間、北山杉はフランスにもたくさんお嫁に行っている。岩井吉彌先生の本を読んで、今年は会いに行くぞ!