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採用は「選ぶ・選ばれる」ではない。求職者と「心を通わせる」ための3つのポイント

こんばんは。濱中です。

最近、新卒の方に向けてオンラインで個別会社説明会を行っています。

その中で、私が大事にしているのは求職者の方々と「心が通った」と思える瞬間をもつこと。

どちらかが「選ぶ・選ばれる」という関係ではなく、求職者と採用担当者が対等の立場だと認識し、同じ方向をみていけるかというのが大事です。なので、「仲間探し=採用広報活動」には「心が通う」瞬間が何よりも大事なのです。

私自身、クロスメディアグループの面接を受けたときに、電流が走るように「ここだ!」と思いました。それは面接担当の方と「心が通った」のを感じたからです。

採用活動は、求職者対会社、ではなく、あくまでも求職者対広報の私(1on1)と考え、一人ひとりとのめぐり逢いを「一期一会」だと思って丁寧にやらせていただいています。

そして、回数を重ねるごとに、この「心が通った」と思える瞬間が増えてきているように思います。

今回は求職者の方と「心を通わせる」ための3つのポイント(私が大事にしていること)をお話ししたいと思います。

①会社の現在の話はありのままに

会社説明会は、求職者が会社を知る「窓口」です。採用広報の私が心がけていることは、「現状は包み隠さず、ありのままを話すこと」です。それが「心を通わす」ための信頼と安心感の土台になります。

もともと批判的にものごとを考えるより、その人やものの良い部分を圧倒的に大事にするタイプなので(さらにクロスメディアの広報ということもあり)、会社の良いところをできるだけ話していたいのですが、客観的に会社を捉えたときにどういう社風・文化なのかをありのままに伝えることも大事にしています。

それはその人が入社したときに、
「広報の言っていたことと違う」
「もっと○○だと思っていた」
「え、こんな感じだったっけ?」
そんな不満や失望感からスタートしないためです。

なので、現在のことは事実としてしっかりと「両面性」をもって伝えるようにしています。

これはどういうことかというと、ひとつの事実を二つの視点で話をするということ。

例えば、クロスメディアグループは「ビジネスライクでドライ」だと口コミサイトに書かれていることがあります。

これが真か偽か、といわれると、どちらでもあります。クロスメディアのスタッフは誰もが集中して仕事に取り組んでいます。「ドライ」にうつってしまうのは無理がないかもしれません。顧客に向き合って、誰一人として手を抜かずに集中して仕事をしているからです。

もちろん、社内での笑顔のやりとりや何気ない会話はありますし、いつも助け合いの気持ちや敬意をもってお互いに接し合っています。クロスメディアが「ドライ」だと感じた人は、もっと社内でアットホームにワイワイしながら仕事をすることを望んでいたのかもしれません。

なので、クロスメディアは同じ規模のベンチャー企業と比較すると、どちらかというと社内では黙々と仕事をするスタッフが多いということはきちんと伝えます。そして「社外との関係性にプロとして重きを置いている」というその背景も伝えます。

どんなことも意図(背景)と事実の両方をしっかりと伝えると、求職者の方も納得するでしょうし、自分の価値観と合うかどうか照らし合わせることができるでしょう。

②会社の未来を話すときは「ワクワクさせる」

会社の「いま」の話は、ありのまま話すことを大事にしますが、会社の目標や夢の話はできるだけ、きいている人が夢を膨らませやすく話すようにしています。

内容は会社のビジョンに基づいた未来戦略の話などです。経営理念そのものではなく、なぜ私たちがこのような事業を行っているのか、なぜこれからこのような新しい挑戦をしていきたいのか、という「WHY」の話をします。「社会にとってのメリット」「その人へのメリット」を大事に話すことで、その人に「なんだか面白そうだな」「一緒にやりたいかも」と思ってもらえるように話します。

話し方も大事です。笑顔や声のトーン、抑揚、手振りをいれて話すようにします。TEDトークのスピーチをするようなイメージです。オンライン上では特に大げさにやるべきでしょう。

③個人の目標を話す

①と②で話したような「会社はこれを目標にしています」「あなたもこんなに成長できます」という話をしただけでは、相手に100%自分事に考えてもらうことは難しいでしょう。なぜなら、客観性のある内容には熱が込められにくいからです。

私はいつも話し手の熱量が気になってしまうタイプです。その人が本気になっていないと、どこか夢物語のように聞こえてしまうし、イメージしにくいからです。親戚の親戚の話をきいても、あまり自分事化できず良いリアクションができないように、自分から遠いと感じるほど、感情は湧いてきません。

「広報の個人目標なんて、会社説明会には必要ない」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、個人の目標を会社の目標や社会貢献に結び付けて話すと求職者も自分事にしやすくなり、記憶にも残りやすくなります

例えば先日、私は「海外に向けた会社PRをやっていくことを目標にしている。コンテンツ力で海外との架け橋になりたいし、そんな会社の広報として活躍したい」という個人目標を熱を込めて話し、それはただ単に自分の成長だけでなく会社のブランド力アップに貢献できること、そして国境を越えて「人と企業の成長をサポートできる」からだと伝えました。すると、私の夢や目標を通して会社の向かっていく方向を伝えることができ、その人自身も自分の夢と会社の夢を重ね合わせることができたようでした。

そして、会社自体にもっと興味をもってくれ、質問も沢山してくれました。説明会を重ねるごとに、個人目標を語る大切さを確信しています。

このように、「仲間になりたい」という想いをもってもらいやすくするには、

①現実をありのままに客観性をもって話すこと
②会社の未来はワクワクする話し方をすること
③個人の目標も伝えること


この3つが私は大事だと考えます。

この3点は採用広報に関わらず、顧客、パートナー、仲間など「人を集める」ために使えるものだと思います。

私は話すのが得意ではありませんが、この3つをバランスよくできると、その人と深い関係性をもつことができると感じています。

この記事をお読みいただいたあなたに少しでも参考になれば嬉しいです。

今回もお読みいただきありがとうございました!


採用ライブ動画サイト「リクライブ」で、口コミサイトに書かれている企業情報が真実なのかに迫る番組「真偽」がスタートし、私たちクロスメディアグループが出演させていただきました。

プロジェクトマネジメント室の室長と経営管理室の室長が、クロスメディアグループのリアルをお伝えしています。アーカイブ動画はこちらからご視聴いただけますので、ぜひご覧ください!
https://reclive.jp/p/23/325


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