先日、メインキャラのマノンでダイヤ４に昇格、ようやくマスターが見えてきた…かな？という段階の諸星だりあでございます。
トータル試合数が５６００試合ほどで、他の趣味の合間を縫ってプレイしている割には多い方ではないかと、自分で勝手に思っています。
実は先日、メインキャラを変えてやろうかとキャミィの練習を始めたのですが操作の忙しさに僅か２０試合程で「…ダメだ」ってなってしまいました。何故そう思ったかというと、ラッシュで攻め込んでいけるキャラが羨ましく見えてしまったからなんですね。マノン使いの宿命でしょうか。

でも結局は使い込んだキャラが一番強い、という感じでマノンで再トライすると、伸び悩んでいたダイヤ３から少し浮く事が出来ました。気分転換に他のキャラを使ってみることは大事ですね。
現状、サブキャラとして使っているのはリュウ、ケン、ガイル、ディージェイの４キャラで、マノンに次いでしっくり来るのはガイルだと思っています。性格的に「対応型」が性に合っているんですね。
ですが、精度がまだまだ低いながらも昇龍対空の快感も捨てがたく、リュウ、ケンも使っていて楽しいです。キャミィもそのはずなんですが、ね（苦笑）。

いつからか、不遇の主人公

さて、そのリュウですが今回６においても、何かと「弱い弱い」と言われてしまっていますね。キングオブ基本のキャラなので慣れられやすい、という宿命を持っていますが、それにしたって全体の使用率と比べあまりにも評価が低い。

これは前作５からそうですが、プロシーンで使われることがないため「主人公なのに…」というゲーム内の立ち位置との落差が相まって不遇キャラのレッテルを貼られてしまっているんですね。実際に、キャラとして弱いのかどうかと言われれば、上位互換が存在する為に低く見られているだけで決して性能が悪いキャラではない、ということらしいのですが。
私もリュウを使っていますが、割とテクニックが必要なケンよりもシンプルで火力もあるため、現在プラチナ３ですがこのランク帯では楽しく戦えるキャラです。というか、ケンより勝てているイメージまであります。

おそらくメインとしてやり込むと苦しい事が多いのでしょうが、サブキャラとして緩く遊ぶならばこんな良キャラはいない…って感じですね、今作のリュウ。
しかし、トッププレイヤーが少し触っては「弱い…」と愚痴っていく、気の毒な主人公キャラです。え？主人公はルークだろって？それはストⅢのアレックスを見てから言ってください。

強い、弱いを行き来した修行人生

思えばリュウも出演作が膨大な数になっていますが、ゲームによって強い、弱いが極端なキャラだったと思います。
初代ストⅡでは最弱と言われ（一部バグのせい）、ダッシュ、ターボと強化の一途を辿ったためターボでは最強になりました。その後は落ち着いて中堅キャラになりましたが、「ほどほど」だと先述の慣れられやすいという部分が足を引っ張り弱く見えてしまう、スタンダードゆえに厳しいキャラだと言えます。

ストⅢ３ｒｄでは電刃波動拳という非常に尖った武器も持ちながら、あまりにハイスペックなケンと比べて地味なキャラ扱いだったりしましたね。ＥＸ波動拳だけは最強の技だと、今でも思っていますが。
そしてスト４では強い部類のキャラに返り咲いたものの、無印ではサガット、後のバージョンではユンなどが目立ちリュウの存在感はどんどん薄くなっていきました…それでも使用率は高かったのですが。
続いて、５，６でも基本のキャラ故に「相手にとってプレッシャーにならない」のが仇となり、パッとしない主人公としてある意味独自のポジションに鎮座しています。寂しい話ですね。

輝いて欲しいから…の、調整案

リュウが最近のゲームで輝けない理由は単純で、波動拳が強くないからなんですね。リュウが強かったゲームでは、総じて飛び道具が強く波動拳を撃つだけで主導権が握れるものもありました。波動拳そのものも軽くなっていますし、飛び道具に対抗する手段がシステム面含め豊富に用意されているのが近年のストリートファイター。ストⅡのバージョンが進むたびに「波動拳のリュウ、昇龍拳のケン」という差別化が図られてきたので、リュウが苦戦を強いられるのもまた、必然の流れなのでしょう。

私も長年このシリーズをプレイしてきているので、メインでは無いにせよリュウが「弱い弱い」と言われているのはなんだかツラいものがあります。なので彼が今一度存在感を持てるように、スト６の今後の調整案を少し考えてみました。

・波動拳を強化。強波動拳は常に電刃錬気後の速さでもいい
・中足のリーチを気持ち長めに
・鎖骨割りの発生を早くして、起き攻めで重ねられる場面を増やす

これで良いのかどうか微妙ですが、私程度の考えだとこんな感じです。
要は、リュウにはもう少し目立って欲しいな、と思う古株プレイヤーの願望なのでした。