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ネットワーカー必見!好転反応は本当なのか?科学的根拠はない事実

ネットワークビジネスをしている方は「好転反応」という言葉をよく聞いたり使ったりしているかと思います。

私もむかーし活動していたネットワークビジネスで、実際に言われたことや、セミナーで聞いたことがあります。

当時は無垢でまだまだ可愛い盛り✨

「好転反応を乗り越えればツルツルスベスベなお肌になるのね~!」

なんて思っていました。

・・・って、無垢とういより「無知」だっただけですが😆

しかも当時は20代前半、そもそも何もしなくてもお肌はツルツルスベスベです。

あ~、戻りたい、あの頃に😂

その「好転反応」、これには科学的根拠はないことをネットワークビジネスの社員になったときに知りました。

そしてそれを信じて肌に合わない化粧品や、サプリメントなどを使い続けると、取り返しのつかないことに繋がってしまうことも知りました。

今回はその「好転反応」について詳しくシェアさせて頂きます。


好転反応ってそもそもなに?

ネットワークビジネス業界で広がっている「好転反応」は次のような意味・状況を示していることが多いと思います。

  • 化粧品やサプリメントをそのネットワークビジネスの製品に切り替えたあとに、肌や身体に異常を感じること

  • それはこれまで体内に蓄積されてきた毒素が身体の外に出ているという証拠

  • よってそのまま使い続け、毒素を全部出し切れば異常はおさまり、肌は綺麗に、身体の調子も良くなる

これは私が実際に当時のアップから聞いた内容です。

実は好転反応という「考え方」は漢方の分野ではあるそうです。

「瞑眩(めんげん)」と言われ、上記のような考え・反応が少しあることがあるそうです。

ただ、その出現率はあまり高くなく、ある東洋医学・漢方専門医のウェブサイトによると、1147例中たった4例(0.3%)だそうです。

また、瞑眩は漢方を飲み始めてすぐに出現し、軽快するのも早いそうです。

なるほど、漢方の世界では、その「考え方」があることは分かりました。

では科学的にはどうなのでしょうか?事実を見ていきましょう。

好転反応に科学的根拠はない

ズバリ、厚生労働省は「好転反応に科学的根拠はない」とウェブサイトで明記しています。

「好転反応」に科学的根拠はありませんので、商品説明の表現として好転反応をうたうものには十分注意しましょう。

厚生労働省ウェブサイトより

もはや説明はこれだけで十分でしょう。

もはやそれは「副作用」炎症を起こしたら「使用を止める」が鉄則!

上記で「漢方を飲み始めてすぐに出現し、軽快するのも早い」と説明しましたが、瞑眩でもその反応は長くは続かないようです。

しかし、サプリメントや化粧品などの反応は約一週間、状況によってはそれ以上の2-3カ月も続いているという方も良く聞きます。

もはやこれは副反応・副作用でしょう。

化粧品で反応が出ている場合は、肌が赤くなっていることが殆どではないでしょうか?

赤くなっているのは炎症を起こしている可能性が高いそうです。

炎症が起きている場合や身体に異常を感じた場合は、すぐにその製品の使用を中止しましょう。

特にネットワークビジネスでは、肌の炎症が起きたときこそ、「化粧水で保湿」など言う人がいますが(実際に聞きましたが)、これは医師から見るととんでもない事であり、悪化させるだけだそうです。

私は医師ではないので、医師の分かりやすい動画をどうぞ👇

「好転反応」はそもそも薬機法違反

「好転反応」に関する表示は、医薬品的な 効能効果の標ぼうに該当するものであり、薬事法上の取締りの対象となる。
そもそも、こ のような表現は、適切な診療機会を失わせる等の保健衛生上の危害が発生するおそれが強く、断じて認め得ないものである。

厚生労働省ウェブサイトより

上記に上げた「瞑眩」も同様に、この言葉をサプリメントや化粧品で使うことは薬機法違反となります。

こちらは漢方薬=薬に対して使われる言葉ですので当たり前ですね。

サプリメントや化粧品には効能効果を示唆する表現を使うことは法律で禁止されており、使って良い表現も法律で決められています

これら以外の表現を使って製品や商品の販売をすると薬機法違反となります。

「好転反応」「瞑眩(めんげん)反応」等と称して効果の証であると説明しているものがあるが、このような標ぼうは医薬品的な効能効果の標ぼうに該当する。

厚生労働省ウェブサイトより


げじまゆの一言

今回は「好転反応」について解説させて頂きました。

私がネットワークビジネス企業の社員時代には、代理店(ディストリビューター)の多くの方かたから「好転反応」についての相談がありました。

そのほとんどが「化粧水などで好転反応が出たメンバーさん(or お客様)がいる。どうしたらいい?」という内容です。

私の回答(=会社の回答)はもちろん1点です。

「すぐに使用を止めてください。中止して様子を見ていただき、状況によっては病院へ行き医師に診てもらってください。間違ってもその製品の継続使用はしないでください。」

これ以外の回答はあり得ません

間違った認識で継続使用を勧めてしまった場合、その症状が悪化する可能性も当然あります。

その場合、紹介者のあなたやアップ、会社への信頼を損ねるだけでなく、相手の方に大きな被害を与えることとなります。

製品を使って欲しい!売上を上げたい!という気持ちは山々だと思いますが、それ以前に、相手(お客様)の立場になって考え、お客様に満足頂ける対応をどうしていくのか、がビジネスの本質ではないかと思います。

待ってるよん~!



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