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THE ROAD FOR SHOGO~浜田省吾への道 Vol.2町支寛二その4

浜田省吾の魅力を、浜田省吾を取り巻くさまざまな人たちと浜田さんとのエピソードトークから紐解く特別企画。7月のインタビューゲストは、浜田省吾の“盟友”、浜田バンドのギタリストでミュージシャンの町支寛二さん。今日は、いらずら好きの浜田くんについて
                                        インタビュー:屋形英貴(広島FM)


「孤高のロックスターみたいなんじゃなくて、結構、フツーの青年みたいな」

ー最終回になりました。町支さん、今日はどんなお話を聞かせていただけますか?
 
町支
今日はですね、浜田のバンドで年間150本以上やってた頃の話なんですけれども、 帯広から札幌に、バスで 移動するっていうことがあって。で、ちょうどその国道の途中に峠を越えるんですよ。日勝峠っていう。そこでトイレ休憩するんですね。
で、僕もトイレに行って、戻ってきたら、バスがいないんですよ。
「えーっ」と思って。もちろん、お金とかもバッグの中に、バスの中に置いてるわけじゃないですか。その頃は携帯もない時代なんで、 もう途方にくれちゃって、どうしたらいいんだ、泣きそうになって国道まで走って出たら、国道をちょっと曲がったところにバスが止まってて、
「なんだよ」と思って、「もう助かったと」思ったんですけど、何のことはない、浜田がね、なんか脅かしてやろうよっていうんで、、、そういう子供みたいなことするんですよ、よく。
 
ーそういう、いたずらを仕掛けることって、結構、浜田さんあるんですか?
 
町支
ありますね、ありますね。いろんなことで、その、子供っぽいいたずら、結構しますね。
 
ー人が好きなんでしょうね、やっぱり浜田さんって。
 
町支
きっとそうなんでしょうね。うん。ライブのMCとかでも、なんかすごい、要するに孤高のロックスターみたいなんじゃなくて、結構、 フツーの青年ていうか、そういうのをポロっと出すじゃないですか。そういう所のギャップが、やっぱり、また良いんだと思うんですけれど。
 
ーありがとうございます。じゃあ、最後、もう1曲だけセレクトしていただけますでしょうか。
 
町支
浜田の曲で、色々ね、MONEYとか ブラッドラインとか、ギターリフを作ってたんですけれども、僕、1番気に入ってるのが次のライジングサンっていう曲で、歌詞も、昭和の僕には、やっぱり、いつ聴いても泣けるんですよ、 あの歌はね。今日はぜひ、そのライジングサンっていう曲を聴いてほしいなと思います。

 

次回「THE ROAD FOR SHOGO~浜田省吾への道」8月は浜田省吾さんのライブを最もレポートしてきた音楽ライター・作家の田家秀樹さんが登場。まずは「まだ何者でもなかった頃の浜田省吾」との出会いのエピソードから。広島FM「#PUSH」で2023年8月2日(水)OA予定


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