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あなたのスキ♡な勘定科目とその理由を教えて下さい a008

就職活動をしていると面接の際に志望動機、自分の長所、強み等、いろいろな質問があり、その回答を準備します。そこで、ふと思ったことがあります(実際にあった話ではありません)。今日はそれを書きます。

経理事務の面接で「あなたの好きな勘定科目とその理由を教えて下さい」と言われたら、どう答えますか。

私なら、「現金過不足」です。なぜなら、私が簿記を始めて、初めて知ったとき感動した科目だからです。それまで、経理というと1円でも合わないといけないイメージでした。それが帳簿と現金残高が違っていたら、「現金過不足」で合わせて、原因はわかったら、仕訳すればよいと。最悪、決算までわからなっかったら、雑損、雑益で処理できることです。これを知った時は「えっ!合わなくていいの?」って思いました。考えてみれば、現金残高が合わなくて仕訳が止まったら、仕事になりません。当然のことかもしれませんが、私にとってはとても意外でした。
(この感動は会計原則で、重要性の原則を知った時にも味わいました)
また、現金超過勘定、現金不足勘定と分けてないのもgoodです。借方貸方を気にせず使えます。他の勘定科目にはありません(評価損益、売却損益等と合体させたものはありますが)。5要素(資産、負債、純資産、費用、収益)のどれにも入らないのも異色ですし、決算には必ず消え、財務諸表に表示されることはないのも魅力です。

財務諸表に表示されず、やたら使い勝手のよい、仕訳にかかせないものに仮払金仮受金があります。これがなかったら、新しい職場で入力できません。新入社員のお守り(仕訳の最後の手段)です。

経理に詳しいことをアピールするには、「前受金」でしょうか。負債なのに、あればあるほど嬉しい勘定科目だと思います。
あとあればあるほど嬉しいのは「仮払消費税」でしょうか。

簿記の学習から考えると、3級なら「償却債権取立益」、2級なら「その他有価証券評価差額金」でしょうか。解答用紙に一気に書けた達成感と勢い余って「償却債券取立益」「その他有価証券評価差額金」と書いてしまった時のやっちまった感が忘れられません。

最後に期待の新人?誰でも読んで書ける「のれん」があります。3文字なら5年償却の「営業権」を知っている人も少なくなりました(のれんは20年償却です)。2006年の会社法とともに生まれた比較的新しい勘定科目です。「暖簾代」なら読めない人も多かったでしょう(書くとなれば更に)。「負ののれん」なんていうのもあります。個人的には「ふののれん」でもよかったと思います。M&Aのコンサル会社に入社するのであれば、アピール力抜群です。

以上、私の好きな勘定科目とその理由について書いてみました。
ここまで、お読み頂きありがとうございます。
もし、よろしければ、「あなたのスキ♡な勘定科目とその理由を教えて下さい」、コメントお待ちしています。

就職した際に必要な実用力について書いています。note 28番目の記事です。毎日書いて、読んで頂き、スキやフォローも頂いています。モチベーションアップします。ありがとうございます。
2022年12月8日
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