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【3分要約・読書メモ】新 コーチングが人を活かす

ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は「新 コーチングが人を活かす」についての記事となります。


著者

鈴木 義幸
株式会社コーチ・エィ取締役社長。チーフエグゼクティブコーチ。国際コーチ連盟マスター認定コーチ。株式会社マッキャンエリクソン博報堂(現・株式会社 マッキャンエリクソン)に勤務後、渡米。ミドルテネシー州立大学大学院臨床心理学専攻修士課程を修了。帰国後、コーチ・トゥエンティワンの設立に参画。企 業向けに管理職を対象とするコーチングのトレーニングを行うほか、経営トップ、経営層へのエグゼクティブ・コーチングを多数実施、組織変革の支援を手がけ る。

Lesson1 相手と自分の発見をうながす

・答えを一緒に探す
コーチングの醍醐味は、一緒に何かを探索することであり、発見することです。コーチが問いの発信者であり、質問の担い手なのですが、問いは〝上から下に向かって投げつけるもの〟ではなく〝2人の間に置いて、一緒に共有すべきもの〟。

・すぐに答えられる小さな質問をする
人は基本的に不快なことはなるべくしたくないわけですから、まずは相手の意識を〝小さい質問〟で慣らす必要がある。大きい質問をする前に、まず、小さくて必ず答えられる質問から始める。

・”なぜ”のかわりに”なに”を使う
 コーチングは〝なぜ〟のかわりに〝なに〟を使うことを提案しています。それは〝なに〟を使った質問のほうが、内側にあるものの発見に至りやすいからです。〝なぜ〟といわれると、現実を客観的にとらえその理由をあげるというよりは、とりあえずそれ以上攻撃されないように防御壁を築きたくなります。だからコーチングでは「なぜ目標達成しなかったんですか?」ではなく「なにが具体的に目標達成の障害になったんですか?」とききます。

・沈黙を効果的に活用する
「ゆっくり考えて。黙っていますから」と伝えれば、沈黙は怖くない。。

Lesson2 相手と信頼関係を築く

・オウム返し、同じ言葉を繰り返す
同じ言葉を繰り返す〟ことは、相手の意見に賛成するということではありません。相手が今そういう状態にあることを認めるということです。相手の言葉を繰り返すことで安心感が生まれます。

・正直に自分の気持ちを話す
人が人に対して防衛を解くのは、なによりも相手の気持ちに触れたときです。相手の言葉を聞いて、感じたことを相手に伝える。

Lesson3 目標達成に目を向ける

・not want、嫌なことを30分話す
人の脳は、対比することで事象を思い浮かべやすいという傾向があります。嫌なこと、やりたくないことを徹底的に話すと、やりたいことが浮かび上がってくる

・行動の結果をイメージする
行動のプロセスをイメージすると”面倒くさい”と思ってしまい、ブレーキになります。部屋を片付ける時に、片づけている自分を思い浮かべて、嫌になる感じ。行動のプロセスではなく、その行動の先の〝いいこと〟をイメージする。例えば、部屋をかたずけて清々しい気持ちになっている自分。そうすれば、驚くほどすっと行動を起こすことができます。

Lesson4 視点・切り口を変える

・ストーリーで語る
一般論で視点を変えることは難しい。具体的なストーリーで”相手の心”に届ける。

・”なぜ”を説明する
ただ「やれ」という不条理な命令が通用しない時代。自分で”なぜ”を見つける強さを求めつつ”なぜ”を説明する。

Lesson5 主体的な行動をうながす

・失敗する権利を与える
成功するにはその前提として失敗が不可欠。人材育成という場面では、”失敗する権利”を与えることが、相手の自発性を生み出すことに結びつく。

・承認し続ける
部下の言動や行動を見て、どんな小さなことでもポジティブなものを発見したら、そこに言葉の投げかける。知ってる、気づいている、見ている、ただそのことを言葉で表す。表し続ける。

Lesson6 コーチングの達人に向けて

・個別対応で才能を開花させる
自分なりの育成方法では、一部の相手しか育てられない。育成方法は、相手によって変える必要がある。

Lesson7 チーム・組織に対話を引き起こす

・異論反論を大切に扱う。
「信用と信頼は違う」。信用は理性的な判断だけれども、信頼は感情的な結びつき。異論反論を許し合ってこそ、本当の意味での信頼が醸成される。”異論反論を投げても大丈夫だ”という双方の体験が、信頼を作り出し、安心感を生み、自由な発言を可能にする。

感想

部下とのコミュニケーションで必要なスキルが「コーチング」。今までコーチングの本は何十冊も読んできましたが、自分のコーチングスキルの微調整のために、手ったった一冊です。

コーチングは、問いを二人の間に置き、一緒に探索しながら、相手の発見を促していくアプローチです。自発的にアクションを発見するので、自家発電で部下が成長する手法と捉えていますが、傾聴などのスキルが必要とされます。本書は、62個のスキルとして紹介されているので、短時間で読むことができ、ポイントが絞ってあるので、コーチングのポイントを理解するのにピッタリです。

最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。

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