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人間の身体って「浮くの?」「浮かないの?」

「子どもたちにライジャケを!」「ライジャケサンタ」です。

今日は、「人間の身体はどれくらい浮くのか?」って話です。どうでしょうか?人間の身体って浮くと思いますか?


実は、人間の身体が浮くのは「2%」と言われています。つまり、限りなく水面近くまで浮いて、身体は水の中にある状態。簡単に言うと、沈んでいる状態なんです。

水面が波立っていたり、空気の泡に包まれていたり、流れがあったりすると、間違いなく呼吸がしんどくなります。

特に、小さな子どもたちの中には、身体の発達が十分でないこともあって、水に浮かない子がたくさんいます。「2%」も浮かない子もいるのです。

5才のけいちゃんがお風呂であおむけで浮く実験に協力してくれました。ぜひ、リンクの動画もご覧ください。


ボクは、かなりカヤックをやっていたので、何度か溺れかけたことがあります。その時に、水の中にいて空が見えると「あとちょっと息が出来る!」って思います。そして、必死で水面より上に出ようとするけれど、なぜか出られない・・・って状況が続くと、数秒でパニックになってしまいます。水辺の遊びを経験した方なら、理解できる方も多いと思います。


分かりやすく言うと、自然の中で遊ぶなら「人間は浮かない」と思っておくくらいがちょうどいいのです。腰より上が水面にあって、「助けて~!」って叫んでいるイラストを見たことがある方も多いと思いますが、あれはイメージで、現実的には無理なことなんです。


だから、水辺で子どもたちに何かがあると、一瞬で水の中に沈んでしまうことがあります。水が透明なら上から見えますが、濁っていたり、波立っていたりすると見えません。つまり、一瞬で消えてしまいます。


溺れた子がいた時に、「ちょっと目を離したら・・・」という報道がされることがあります。そのシーンは、大人が携帯を見ていたり、子どもを見ずにしゃべっていたり・・・というイメージをされる方もおられると思います。

でも、実際には首を右に振って、左に振ったら消えている・・・ってこともあり得るのです。何かがあったら、秒で沈んでしまいます。消えてしまうのです。


しかも、バシャバシャと音を立てるようなことはなく「静かに溺れる」ってことが知られています。

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このことについては、以下の「おしえて!ドクター」さんの記事をぜひ読んでください。


そんな水辺で遊ぶ時のオススメのツールが「ライフジャケット」です!


ちょっとここで実験。

これは人間の身体がどれくらい浮くか・・・ってことを説明する模型「うきうきくん1号」です。

右の模型が何もつけていない状態、左の模型が「ライフジャケット」を着けた状態です。

「ライフジャケット」は、頭の部分を水面より上に保持することができます。頭の部分の重さは、体重の10分の1と言われているので、必要な浮力はだいたい体重の10分の1が目安になります。

「ライフジャケット」があれば、水の中でも頭を水面より上に保持し、呼吸を確保することができます。なので、流れに流されたり、水深が深いところに入っても、浮いているので安心です。間違いなく、安全性が飛躍的に向上します。


水辺に近づく子どもたちには、ぜひ「ライフジャケット」を準備して着けさえてあげてください。安全性が間違いなく飛躍的に向上します。


ただ、着け方をしっかりとしておかないと、逆に危険になる場合もあるので、ぜひ、以下のイラスト「まえ、よこ、おまたのおやくそく!」を使って、着け方を教えてあげてくださいね。

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「まえ、よこ、おまたのおやくそく!」のデータはこちらへ。
http://lifejacket-santa.com/資料/


どうか1人でも多くの方にメッセージが伝わり、どこの水辺でも安全に遊べるようになりますように・・・。


思いはただ1つ・・・子どもたちの命を守ること。

「子どもたちにライジャケを!」
http://lifejacket-santa.com/


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