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従業員が給与明細WEB化を拒む理由を考えてみた

こんにちは、労務楽々アシストマスター
名古屋の女性社会保険労務士もちづきです🌸

本日、社労士会にて新人会員オリエンテーションを受けてきました。
初めて同じ支部の方ともお会いし、緊張しました💦
勝手に同期と思っているので、またお話できたらいいなあ…と思っています。


さて、本日は

従業員が給与明細WEB化を拒む理由を考えてみた

について投稿します。

最近、労務管理IT化についての記事を連続で投稿しています。
その中で、自分の経験で給与明細のWEB化を「従業員が反対するからやりません」と断られたという話を書きました。
そこで改めて考えてみたのです。拒む理由を。

「高齢だからITは厳しい」

「IDとパスワードの設定ができないし、覚えられない」

「今まで紙の給与明細で問題なかった。なんで急にWEBにするの?」

思い返せば、このような声が多かった記憶があります。
しかし、果たしてこれが本当の理由なのか?
個人的にはもっと根があるのでは…と考えました。
そして、

「会社側は楽になるかもしれないけど、逆に自分たちは負担が増える。それって従業員側にメリットないよね」

…これじゃないか…⁉と思いました。
かなり言葉を選ばずにストレートに書きましたが…

今まで紙の給与明細だった場合、支給日にただ待っていれば良かったのです。
明細が配られるのを待っているだけ。

でも、WEB明細になることで、ただ待っているだけでは明細を見ることができなくなります。

・メールで届くにしても、メールを開かないといけない
・メールでURLが届く場合、IDとパスワードを毎回入力しないといけない

明らかに、「やらないといけないこと」が増えます。

逆に会社側は

・給与明細を印刷する時間が無くなる
・給与明細を封入して配る時間が無くなる

と、「やらないといけないこと」ことが減ります。

「え!なんで?そっちばっかり楽して、こっちは大変になるじゃん」

こう思うのも仕方ないのかな…とも思います。
なので、会社側は

「今までやらないといけないことが減った分、何をして、それがどんな良い影響があるのか」

これを従業員に説明することが大切だと思います。

従業員に新しいことを覚えてもらう、これは少なからず負担です。
その分会社としても、「こちらの時間が減った分、新しくこういうことをしていくよ」と伝えます。
すると、従業員側も「そういう理由があったんだ」と、IT化について肯定的に思えることが増えるのではないでしょうか。

個人的には、よほどワンマン社長出ない限り、社長の鶴の一声でIT化が進むというのは厳しいと思います。
実際、そのITツールを使うのは従業員ですから。

改めて考えてみて、一方通行でなく双方向のコミュニケーションが大切だと感じました。

今回私が考えた従業員の声が、全員に当てはまるわけではありません。
全く違う理由だってあるでしょう。

ですが、「なぜ不安に思っているのか?」
わからないから考えない、ではなく。
理由を想像しながらIT化を進めていくのは、大事だと思います。


特に最近、IT化、DXについて考えたり、家族で議論をしたりしています。
改めて、従業員とコミュニケーションを取りながら進めることは、大切で気を付けなければいけないポイントだと思いました。

また私のIT化実体験レポと反省点も書いていきます!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました🌸


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