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2010年12月1日第16回:“志”のない経営 は早晩消える運命にある

  坂本龍馬が流行っている。
“変革をしないと日本が外国勢に席巻されてしまう。
その為には内輪揉めをしている場合ではなく、
新しい政治を展開しなくては
襲い来る米国、英国、露国、仏蘭西、独逸等に
"植民地にされてしまう”
との危機感から自ら方向を示し
奔走した龍馬に共感する人は多い。

 現在の時代背景を、龍馬が活躍した時代と酷似しているとの
認識から龍馬が流行っているのではないか。

 少し前は、織田信長が持て囃された。
それ以前は、各家老職が孤軍奮闘する姿から
河合継乃助が激動の時代を・・・。

 どうも企業経営の本筋が軽くなってきたように思える。
立派な経営理念はあるが、
単なるスローガンになっていることが殆どだ。
価値観やスピード感が大きく変化しているときに
大きな夢を持ってそれを追いかけることに違和感を持つ者は多い。
結局は「志」は成就出来ないと諦める。


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