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不甲斐ない受験生、持っている英単語・英熟語帳を比べてみた。

※ 当note+記事は、角川ドワンゴ学園で提供するプロジェクト学習プログラム「プロジェクトN」での生徒の成果物として掲載しています。
プロジェクトNとは:https://nnn.ed.jp/project-n/

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著:S.K

大学受験をする人なら一冊は持っているであろう本こと、英単語帳。約2000語載っている単語帳を一冊完璧にすれば難関大も夢じゃない!!なんて話も聞いたことがある人は多いのではないだろうか。
そこで今回は、なぜか英単語・英熟語に関する本を5冊持っている私が、その5冊を比べてみようと思う。ただし申し訳ないが全く参考にしないでほしい。私の情けない性格を元に書く今回のレビューは、骨が折れた折り畳み傘ぐらい信用も頼り甲斐もないものだから。

①必携英単語 LEAP

まず一冊め。これは私が初めて手につけた英単語帳であり、高一の頃やっていたものだ。最近は開いていない。サイズと重さが他のよくある単語帳に比べて大きかったり重かったりする。そのため持ち運びや手軽さに欠ける。これが私がこの単語帳から他の単語帳に浮気した理由である。内容はとてもいい単語帳だと思う。他の基本的な英単語帳に載っていない単語がちょいちょいあったりするので。Partが1~4まであり、1と2がwritingやspeaking向けの単語、3と4がreadingやlistening向けの単語らしいが、まあ超勉強熱心で参考
書の「はじめに」とかの欄を忠実に守るタイプの方以外は、多分ほぼ関係のない分類の仕方だなとは思う。オススメ度は★★★。

②英検準1級 必ず☆出る単スピードマスター

まあまあむずいです。準一級、舐めちゃいけませ
ん。最近はこればっかりやっています。早く覚えたいで
す...というかこの単語帳、見たことがない人が多いの
ではないだろうか。英検の単語帳といえば「出る順パス単」と思っている人が多いと思う。私も最初は出る順パス単を買おうと思っていた。が、本屋でこれを見た時、どうにかして出る順パス単という大手単語帳に勝とうと頑張っている表紙の色味とかタイトル(タイトル内に☆入っているの、勇気あるよね)とか色々含めて買ってみたくなってしまったのでこれをやっている。使い心地に関しては他の準一級の単語帳を持っていないので比較できないが、単語の横にチェックボックスが3つあるのは気に入っている。もしこれを使って準一級に合格したら、この本のタイトルに☆マークを+5個してあげたい。とりあえずこの本の名誉のために私が勉強を頑張ろう。

③速読英単語 必修編

はい、一番好きな子です。LEAP(1で紹介した単語帳)からの浮気先はこの子です。好きな理由として元々LEAPを9割固めていたから単語の内容がほぼ被り、苦労が少なかったせいもある...が!なんといってもこれのいいところは英長文がついている&リスニングの音声がWEBから無料提供されているところだろう。シャドーイングの練習にもいいし、文章が時事問題なのもいい。最近は家で暇な時間にひたすら音読している。最初は発音や意味に戸惑う単語も出てくるが、何回も読んで、分からないところは音声や日本語訳を参考にしながら、自分の音読と理解を「正解」に近づけることでいろんなところで
効果が出てくる。他の使い方としては、寝れない夜にこの英語の音声を真面目に聞こうと頑張ると、いつの間にか深い眠りに...なんてことがある。我々の睡眠時間も確保してくれる健康的な英単語帳。オススメ度は★★★★★。

※睡眠中のイヤホン使用は耳に圧迫感を与えたり、有線イヤホンは首に絡まったりする危険性もあります。音声を聞く=眠くなる、のサイクルにも陥りかねないので自己判断でお願いします。

④速読英単語 上級編

前に紹介したものの上級編。同じく英長文が載っているのは良いが、個人的に単語ページに載っている関連語や類義語の欄が見にくい。必修編愛読者としては同じ仕組みで書いてほしかったという思いがある。また、音声に関しても一つ不満がある。それは...「無料のWEBサイトで公開している音声が単語のみで長文がない」&「長文の音声を聞くには約3000円の CD & DVD BOX を買わなければならない」ことだ。お財布が苦しいのはもちろんのこと、自宅の棚の幅を取るサイズ感がなんともいえない。でもかなりの量の長文喋って録音する手間暇と人材費を考えるとそりゃお金取りたくなるよな、とも。むしろお金取ってくれ、棚の幅も取ってくれ(?)とも。とりあえず、基本的な英単語2000語を終えてさらなる難関大学へ向かう人向けのもの。単語レベルとしては準一級と同じくらいだと思うがあまり比べていないので分からない。同じようなタイプの英単語帳がないので、結局難関大を目指す人は買うだろうと思われる。オススメ度は★★★。

※つい最近(火曜日)に本屋に行ったらなんと!今年の3月から大改訂されて長文の音声がWEB上で無料公開になったそうです!え、私もその新しいやつ使いたい、私がここに文句書いたから出版社さんにも伝わっちゃったのかな...(?) なんか収録語数も増えたらしいし絶対新しいやつ買った方が勉強効率上がるよね。皆さんならこういうときどうします?新しいやつ買います?でも我が家にもうすでにある旧版はどうする?お金は?旧版に収録されていない新しい語句は?わああ........

⑤速読英熟語

あらかじめ謝罪しておく。ごめんなさいまだ全然手をつけていないのでたしかな使い心地は分からない。けど大勢の受験生が持っている熟語系単語帳だ
と思う。34と同じく英長文の中に英熟語が出てくる。長文内で生きた熟語に触れられる形式になっていて覚えやすい(らしい)。音声に関してはこれまた分厚め幅とりCD BOX (2200円)を買った。受験まであと一年、一年後の私がこの本を攻略できていることを願おう。

最後に、私からこれを読んでいる人へ伝えたいことがある。それは、「レビューを信じすぎるな」ということだ。私のこの記事はもちろん、そのほか世の中に有り余るほど存在するレビュー全てに関してだ。参考書や単語帳には必ず合う合わないがあり、人によってどれが良いものなのか全く評価が異なるからこそ世の中には数多の参考書が存在する。私自身1冊目に選んだ1LEAPはただ色々なサイトに載っていたことと4技能に使えるみたいな売り出し方に惹かれて買ったものの、持ち運びに便利な大きさや重さを考えておらず電車に持ち込むのが面倒くさくなってやらなってしまったり、Partごとの分け方もあまり意味のなかったものだと途中から気付き、他のものに変えるという結果になった。レビューを見て何個か候補に絞るのは良いと思うが、ネットで実物を見ずに買ったり、本屋で実際に何個かパラパラめくって比較をせずに買うのはオススメしない。参考書を選ぶことが初めてだったり、どういう形態のものが自分に合っているのか分からないうちは、選りすぐりの一冊を見つけ出すことは難しいかもしれないが、「自分はこの参考書を電車内や学校、家などで眠くならずに最後のページまで学習しきることができるかどうか」をイメージしながら選ぶと比較的あなたに合うものに出会うことができるだろう。皆さんがこれからの人生でより良い学習媒体に出会えることを陰ながら願っている。

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