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他人に優しい人ほど他人に関心がない

このnoteのタイトルを見て
共感できた方って
あんまり多くないような気もします。

私が思うに
他人に対して寛容的な人ほど
他人に対する期待値が低くて
他人に対する関心が低いよね

というお話をします。


◯寛容になるには関心を捨てよ


ここでいう〝優しさ〟とは
厳しく愛を持って指導する優しさ
とは少し違って

「いいよいいよ!」
「全然大丈夫です!」
「何かあればすぐに言ってね!」
「きっとうまくいくよ!心配いらないよ!」

という
優しい声かけや
気遣いをしてくれる人の
〝優しさ〟という
ニュアンスが近いと思います。

私の周りにも
白衣の天使の化身と呼ばれるような
めちゃくちゃ優しい
女性の看護師さんがいて

いつもいろんな患者さんから
話を聞いて欲しい!
と思われている方がいます。


いろんな患者さんに対して
毎日のように声かけをして回っていて

本当に尊敬する先輩で
スタッフにも優しい。

「今度の日曜日、B'zのライブ行くんです」

と話してたら
ライブの次の日
朝一番に

「ライブどうでした?」

って笑顔で聞いてくる。

なかなかこんな方はいないと思うほどに
気が配れる方なんですが

じっくり話していると
教えてくださるというか
雰囲気で伝えてくださるのですが

基本的に人に興味がないんだそうです。

だから
患者さんからイラッとするような
言動を言われたとしても
あまり気にならないとのこと。


じゃあ
なんで人にやさしい声かけをしたり
気配りができるのか聞いてみたところ

最初ははぐらかされてましたが

「自分が優しくしようと思っているだけ」

と言われていました。

つまり相手が誰であるとか
相手にどうして欲しいとか
そういう想いはほとんど無いんだそうです。

相手に寛容になるには
相手に関心を強く持つのではなく
無関心になる方が寛容になれる

私も思うんですよね。


たとえば
よその子供が
芸能界に入りたい!
歌手になりたい!

と言った時
保護者では無い周りの大人って
基本的に

「おぉー!いいじゃん!頑張れ!」

って言うじゃないですか。

でもそれって責任を全く伴ってなくて
その子が有名になろうが
失敗しようが

基本的にはどっちでも良い
と思っているから
無責任に発言できる。

ですが
実の子供が芸能界に入りたいと言ったら
ただ応援するだけではなく
芸能界に残ることがいかに難しいか
売れなかった時のリスクなど

本気で子供の将来について考えて
発言すると思うんです。

当然親が子供に対する関心って
ものすごく大きいわけで

こうなって欲しい!
嫌な思いをさせたくない!

とか
そういう親の思いや期待
みたいなものがあるから
安易に優しい言葉をかけられないことが
あるわけです。


つまり
他者に対して期待値を下げることで
他人に対する寛容さを
持つことができるのだと思います。


◯ 他人に関心を持つほど執着が生まれる


昔よくnoteで書いてましたが

ストレスの原因は
執着〟から生まれているんですよ。


こうでなくちゃいけない!
こうあるべきだ!

という執着があって
結果がそれにそぐわないと
イライラしたり
不安になったり
不満が生まれる。

べき思考とも言いますが

◯◯であるべきだ!

と思っている人ほど
執着が強くて
他人に対する関心が強すぎる。

なんで挨拶しないの!
どうしてそんな言い方をするの!
普通感謝のLINE最後にくらいするでしょ!

というような
他人に対して寛容的になれない時は
いろんな要因があると思いますが

他人にこうして欲しい!
こうあるべきだ!

という目を強く持ちすぎなんですよね。

関心を持ちすぎてしまっている。

しかも自分の価値基準で
判断してしまっているから
ストレスが生まれたり
他人を変えようとしてしまう。


他人をあるがままに受け入れる時には
少しその期待値であったり
自分の中にある
〝べき思考〟を取り払って
少し距離が離れた位置から
相手を見ることで
慣用的になれる
と思います。

寛容さの裏にあるのは
愛ではないんです。

愛があるほどに
憎悪や嫉妬も生み出しますからね。


そうではなく
他人や世間を
自分の都合に沿うように
コントロールしようとせず

自分が何をしたいか?
自分が相手に何をしてあげたいか?

と見返りを考えず
ギブすること。

それによって
他人を受け入れやすくなるよね

というお話でした😌

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