見出し画像

油ではなく、水で炒めるという概念

皆さんは「炒める」というとどういった調理法を思い浮かべますか?

当たり前だと思うんですが、フライパンを火にかけ、油をしき、具材を入れて炒めるのが「炒める」だと思う人が大多数だと思います。

私がこの調理法に出会ったのはタイ料理でした。吉祥寺のタイ料理屋さんで興味本位で頼んだラープ・ガイ(鶏ひき肉のラオス風サラダ)を食べたのがきっかけで、自分でも作ってみようと。

いろいろ調べてみて気がついたんです。「あれ?炒めるのに油使わないの?」

そうなんです。茹で炒めてるうちに肉から出てくる油を利用して、サラダ油等を入れることは一度もないんです!

私には驚きでした。油はフライパンとくっつかない様に入れるものとは知っていたけれど。もともと油分のあるものにはフライパンにくっつかないであれば必要ないと!旨味も充分に補えると!

なんてヘルシーなんでしょう。ちゃんとテフロンなどフライパンに加工されているからこそより使いやすい技術。

そんな調理法で作った夏に合いそうな料理を一品紹介しておきますね。

−鶏もも肉とえのきオクラの炒め物・梅肉添え−

材料
・鶏もも肉ー100グラム 出来るだけ小さめに (胸肉・ささみでも可)
・オクラー5.6本 1㎝輪切り
・えのきー1/2株 三等分
・白だしー大さじ1
・梅肉ーお好みで

作り方
①フライパンに水を大さじ1入れて、鶏肉を炒めていきます。
②鶏肉に火が通ってきたら、えのきとオクラを入れ、白だしも入れます。
③中火くらいでえのきやオクラから出てくる水分も飛ばしながら炒めていきます。
④水分量がなくなってきたらお皿に盛り付け、たたいた梅肉をあしらったら完成。

個人の感想
自分で言うのもなんですが、思いのほか上手に出来たと思います。茹でているわけではないので、しっかりと水分を飛ばしながら炒めていくことが重要ですね。それでも火から下ろすと野菜の水分が結構出てきますんで。しっかり炒めればとろみも強く美味しいものに仕上がると思います。
また、作りすぎてしまっても冷やしても美味しいです。冷や奴にかけたり、稲庭うどん・そうめん・ひやむぎにかけても夏場は美味しいんじゃないかな?

そのままでも美味しいし簡単、アレンジにも使えるので是非一度お試しあーれー。

劇団での企画や、自分の企画の制作費として有難く使わせて頂きます。髙頭祐樹がやりたいことを出来るだけ多く皆さまに届けられるように色々と作っていきたいと思っています。