見出し画像

相手への関心を高めるには?〜成長につながる問いかけコーチング#114

今日の問いは、前回の内容に関連した問いです。
「他者への関心を高めるには?」これについて考えていきます。

前回「他者の自己肯定感を高めるには?」という問いに対して「相手の関心ごとに関心を寄せる」という話をしました。

相手自体に関心を寄せるのはもちろんですが、相手の関心ごとに関心を寄せる、これは非常に奥が深いですよね。では、そもそも相手に関心を寄せる、もしくは相手の関心ごとに関心を寄せるためには、どうすればいいのか。みなさん、この方法について考えたことがありますか?

おそらく自分が好きな人に対しては、好きな人本人へも好きな人の関心ごとへも自然と興味が湧くものですよね。意識的に関心を高めるまでもなく、ぼーっとしているときでも、気づけば大切な人や好きな人への想いを膨らませたりするものです。それが相手へ関心を寄せるということですし、相手の関心ごとへ関心を寄せるということでもあります。

そうして好きな人への興味関心は本能的に高まるものなので、意識的にせずとも無意識的に考えてしまいます。では、そうではない人、ぶっちゃけ言うとそんなに関心がない人へはどうでしょう。もしかすると、今後それほど関心がない人へ関心を寄せないといけない場面も現れるかもしれません。特に、組織のリーダーたるもの、自分のチームのメンバーへ関心を寄せ、彼らの関心ごとへ関心を寄せることが重要になるでしょう。

むずかしいですよね。色々な方法がありますが、まず一つ目はシンプルにその人のことだけを考える時間を明確に作ること。例えば「今から15分は◯◯さんのことだけを考えるぞ」と強制的に時間を取る。実は、これは私が監督時代にやっていた方法です。当時150人くらいの選手やスタッフと定期的に面談をしていました。面談をする前に、その相手の頭の中を想像するんですね。これはぼーっとしていてもできないので、スケジュール表にしっかり時間を入れておく。

その人のことを考え、その人の視点になって物事を考えてみる。これはとても大事ですね。聖徳太子は一度にいろんな人の話を聞けたと言いますが、そんなのは無理です。ちゃんと一人ひとりに時間を取る。相手のことをじっくり考え、相手と一体化してみる。これが相手への興味を掻き立てる手段の一つです。

他にも方法はいくつかあります。相手の真似をしてみるのもいいですね。コロナ禍ではむずかしいですが、シンプルに、その相手と時間と空間を共にするというのもあります。こうした一つひとつが、その人への関心を寄せていく第一歩となります。これを積み重ねることで、相手へもあなたの興味関心が伝わり、お互いの信頼関係がグッと上がると思います。

今日話したのは、相手の関心ごとへの関心を高める私なりの答えですが、ぜひあなた自身の答えも探してみてください。あなたならどんな手段が考えられますか?

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?