学級経営・仕事術・映画、本の書評を中心にほぼ毎日を目標に綴っていきます。
手紙は朝のうちに配る
放課後の教室、子どもたちが下校した後に気づく、配り忘れの学校からのお便り。ばたばたした一日だった上に、疲れがさらに重くのしかかる。
手紙の配り忘れは、一度ならまだしも、二度三度と重なると、それは教師の信頼に関わる。
つい忘れてしまう、お手紙配布。肝にめいじるしかない。より忘れないために
今、配る(その場主義)。朝のうちに配る。
それでも、タイミングがあわないときがある。そのような時は子どもたちに『今日、○○のお手紙あるよ』と、予め
伝えておく。万一忘れたときに、しっかりとした子(自分の場合は当番)が教えてくれる。しかし、それよりも『朝、
配る』方が確実である。
以前私の勤務校では、学校全体のルールとして決まっていることがあった。
① 手紙には必ず名前を書くこと。
② プリント入れ(ファイル)にしまうこと。
である。
全校のルールとしyて決まっていたので、指導がしやすい。時々、そのルールにそって確認する。プリントに名前があるか。引き出しにつっこんでないか、
これにより、名前無しの手紙が落ちていることを減らすことができる。
プリントをもらうだけでも、『何かもらう』ということは、子どもにとって、何らかの魅力があるようです。
『支度のできた列から配ります。』
というと、急に支度が早くなる。ときには、『静かな列から配ります。』でもよい。そのあたりはいくつかバリエーションをもっとくとよい。プリント配布だけでも、一言で子どもを叱らずに動かすことができる。
年間に配る、手紙の量は膨大である。配る時間を意識しないと、気付かぬうちに多くの時間を失ってしまう。早く配るには、早く紙を数える必要がある。教師の意識で、変わってくる。
まずは、紙束を一度揃えてから、数回波をうたせるように動かして、紙を1枚1枚均等にずらした状態にする。このような所作は、ベテランの先生がとても上手なことが多いので真似してみましょう。(自分は不器用なので下手です)。
ここから、どのように数えるかである。1枚1枚数えると時間がかかる。2枚ずつとる方法もある。もっとはやいのが、その列の人数分を一気にとることである。慣れればできる。そのようなことが、積み重なって時間を生み出すことになる。微細技術だが大切である。
『どうぞ』『ありがとう』方式と言われる方法がある。教育技術の一つである。後ろの子に渡すときに『どうぞ』と言いながら渡させる。受け取る子は『ありがとう』と言わせる。このようなことを教えることもある。直接的ではなく、間接的に教えることもできる。
教師は先頭の子に必ず『どうぞ』と言いながら渡す。受け取る子によっては、『ありがとうございます』と言う子もいれば、無言で受け取る子もいる。『ありがとうございます』と言いながら受け取った子にだけ『はい』と教師がさらに返事をする。これを、毎回、毎時間続ける。すると、なんで先生は『はい』と言うときと、言わないときがあるのか。次第に気付く子が出てくる。(直接指導するときもありますけど・・・)