「朱」の意味、読み方や画数は?朱に込める願い、朱を使った名前一覧

朱

意味&イメージ
あか、あけ。黄色がかった赤。赤色の顔料。朱肉、朱墨。など。
「朱」の漢字データを見る
漢字の意味から「朱」は「古風・和風 色 秋」のイメージがあります。 ▼「朱」のイメージ、名前に込める願い
名前の読み方
「朱」は、名前として「朱莉(あかり)、朱里(あかり)、朱音(あかね)、朱莉(しゅり)、朱星(あかり)、朱里(しゅり)、朱凛(あかり)」などの読み方で使われています。 ▼「朱」を使った名前一覧を見る
画数 6画
種類 常用漢字   名付けに使えます
名のり あや・あか・あけみ・じゅ
訓読み 【表外読み】あか・ あけ
音読み シュ【表外読み】ス
部首 木(き/きへん)
他字体
意味 あか、あけ。黄色がかった赤。赤色の顔料。朱肉、朱墨。
イメージ

表外読みは常用漢字表にない読み方です

「朱」の意味

  • しゅいろ。
  • 赤の一種。わずかに黄色を帯びた赤。
  • 赤色の顔料。
  • 朱漆、朱肉、朱墨の略称。
  • 宋の儒学者。朱子。
  • 江戸時代の貨幣の単位の一つ

「朱」は、赤の一種である朱色を意味する漢字です。

赤や紅よりもわずかに黄色を帯びており、まだ日が高い夕焼け空などに見られる色です。

深みが魅力的な深紅などよりも明るく、元気が出そうな赤色をしています。

「朱」は、照りのある艶が美しい朱漆や主に習字の字の訂正などに使われる朱墨の略称としても有名な漢字です。

書類に判子を押す文化が根付いている日本では、朱肉の漢字としても馴染み深いでしょう。

朱鷺(トキ)色は淡い桃色

「朱」は中国の伝説の鳥である朱雀や既に日本では絶滅してしまった朱鷺などにも用いられる漢字です。

朱鷺色と呼ばれる朱鷺の風切羽の色は、わずかに黄色を含んだとても美しく優しい色です。

朱子学の創始者、朱熹も表す

「朱」は、古代中国の宋の儒学者を「朱熹(しゅき)」の略としても使われます。

また、江戸時代の貨幣の単位の一つでもあります。

文の上の単位であり、長方形短冊形の一朱銀と正方形の一朱金などが流通しました。

「朱」のイメージ、名前に込める願い

「朱」は、神聖視されていた火を彷彿とさせる色のため、魔除けの効果があると言われてきました。

神社やお社の前にある朱塗りの鳥居でもよく見られる色ですよね。

縄文時代から日本で使われてきた色のため、伝統や和風などもイメージできます。

色味から明朗快活なイメージも

赤色の中でも黄色味があることから、活発や元気、明るさ、快活さが連想できるでしょう。

行動力に溢れ笑顔が眩しく、健康に育つ姿が思い浮かびます。

季節は夏、秋のイメージ

朱色は太陽の色も連想するため、生命が最も活発に活動する夏を想像できるでしょう。

また、秋の美しく色づく紅葉もイメージすることができます。

朱色は美人の色?

「朱」は美しさだけでなく実用性もある色です。朱漆や朱肉だけでなく、チークや口紅などでも顔色がパッと明るくなると人気の色です。

「朱」が含まれた四字熟語に「朱脣皓歯」というものがあります。

美人を表す言葉で、「朱脣」は赤い唇という意味です。

「朱」は、美人の色…と言うイメージも抱けます。

様々な印象を与えてくれるので名付けの幅も広がります。

  • 明るい
  • 活発
  • 元気
  • 素直
  • 健康
  • 活動的
  • 生命力
  • 美しい
  • 伝統
  • 和風
  • 魔除け
  • 神聖
  • 夏、秋

これらのイメージから、名前にこのような由来や意味を込めることができます。

明るく誰をも平等に照らす太陽のような温かい人になれるように

エネルギッシュな行動で、周囲に良い影響を与えられる人になれるように

落ち着いた雰囲気で上品や気品に満ち、伝統を大切にできる人になれるように

「朱」の読み方いろいろ

「朱」の音読みは「シュ、ス」、訓読みでは「あか、あけ」と読みます。

名前に使える読み方は「あけみ、あや、じゅ」などです。

「朱」は女の子の名づけで使われることが多い漢字です。

主に「あけ、あか、しゅ、じゅ」の響きで人気があります。

男の名前でも使われ、響きは「あか、あけ、しゅう」などが人気です。

シンプルな字形で組み合わせやすい

「朱」の画数は6画。シンプルな漢字ですが、中学校で習う漢字です。

鳥居の色や朱塗として使われてきたため日本らしい和風の印象が強い漢字ではありますが、「じゅ」の響きで「じゅりな」のように海外風の響きで名付けることもできます。

頭字、中間字、添え字で使えるので、様々な漢字との相性が良いでしょう。

直線と曲線のバランスが整っている字面なので、画数の多い複雑な字を添えてもバランスが取れた名前になります。

朱の漢字の成り立ち・由来

「朱」は、指事文字です。

指事文字とは、形に表しにくい事態を点や線で表した文字のことです。

「朱」は「木」の中心に横線を1本引いた文字から生まれました。

切った木の中心が赤かったことから、「朱」という漢字が成り立ったと言われています。

森に生えている全ての木の中心が赤いわけではありませんが、確かに林業の現場を見てみると中心が鮮やかな赤に見える木が一部あります。

切った木の根元を「株」と呼びますが、おそらく木の中心が赤かったことから「木」と「朱」が組み合わさったのではないかと想像できます。

「朱」は日本人に馴染み深い色

朱色と言えば、黄色が混じったパッと鮮やかな赤色です。色見によってはオレンジっぽく見えることもあります。

今でこそ赤の一つに数えられる朱色ですが、日本では縄文時代から漆塗の器に使われていた色で発掘されたたくさんの土器にも朱色が使われています。

縄文土器や万葉集に登場する朱色は、「真朱(しんしゅ)」と呼びます。やや黒みがかった赤色で、朱色の本来の色です。かつては朱肉もこの色でした。

現代で良く知られている朱色は、硫黄と水銀から人工的に作られた「銀朱(ぎんしゅ・バーミリオン)」。黄色味の強い朱色で、現在の朱肉の多くもこの色です。

また、中国から伝わった「珊瑚朱」は、珊瑚のように明るい赤色です。

古来から使われている朱色は、特に日本人に馴染み深い色の一つです。

「朱」の漢字の説明の仕方

  • 朱色の「朱」
  • 石塚朱莉の「朱」
  • 吉田朱里の「朱」

「朱」を使った熟語

近朱必赤(きんしゅひっせき)
人は交わる仲間や友人、環境によって良くも悪くもなるという意味です。「朱に交われば赤くなる」とも言います。
現在では悪くなる方ばかりが強調されて使われていますが、もともとは良い悪いの両方を含んでいます。
もともとの語源は、中国の古いことわざである「近墨必緇、近朱必赤」です。
「墨に近づけば必ず黒くなり、朱に近づけば必ず赤くなる」という意味です。
人柄が良い友人を選ぶのも大切なこと、という教訓も含まれています。
朱雀(すざく)
中国に伝わる伝説上の神鳥で、地相、家相の用語でもあります。
四神・五神の一つである朱雀は、南方を守護する神獣です。「朱」は赤を意味しており、五行説では火を象徴し南方の色とされています。
朱雀は、青龍、白虎、玄武と並んで縁起物とされています。
日本では京都の朱雀門の名前にも使われており、キトラ古墳では朱雀を含めた四神の壁画が発掘され国宝に指定されました。
また、朱雀はサトザクラの一種であるイバラ科の落葉高木も指します。

「朱」を使ったおすすめの名前~名前の由来&意味付け~

「朱」を使った名前を、由来や意味と共にご紹介します。リンク先で姓名判断もできるので気になる名前があったらチェックしてみてください。

「朱」が付く女の子の名前(由来&意味付け)

朱夏(しゅか)

「夏」を添え字にした女の子の名前です。 「朱」は、夏を象徴する色でもあります。朱夏とはもともと夏の異称でもあるため、特に夏生まれの女の子にぴったりな名前です。
太陽が燦燦と輝き全ての生き物が活動的になるため、人生の最盛期も意味します。
夏のように眩しいくらい魅力的で行動力に溢れ、周囲を人を支えることができる子になるように、と願いを込めることができます。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「朱」を使った女の子の名前をすべて見る

「朱」が付く男の子の名前(由来&意味付け)

朱昴(すばる)

スバル星団を意味する「昴(すばる)」を添え字にした男の子の名前です。
たくさんの星の集まりである「昴」は、牡牛座にある散開星団であるプレアデス星団の和名です。
「昴」は男の子の名前に人気がある漢字で、たくさんの星の輝きは豊かな才能や希望を連想できるでしょう。
「朱」は温かさや生命力の象徴でもあるので、温和な性格で人々の希望になれる人になれるように、と願いを込めることができます。

おすすめの名前ピックアップ

⇒「朱」を使った男の子の名前をすべて見る

「朱」を使った名前

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「名前に使える漢字」ランキング

順位 漢字 画数 読み いいね
1 10 モクセイ科の植物、茉莉花(まつりか)。ジャスミン。 390
2 12 太陽、日、日の光。ひなた、日が当たる側。明るく、暖かい。明るい、明らか、表に現れていること。いつわる、みせかける。うわべ、うわべの見せかけ。積極的、能動的なもの。 183
3 11 げん、つる。 楽器に張る糸、糸を張った楽器、弦楽器の総称。 27
4 8 やわらぐ、なごむ、なごやか、のどか、うららか。静まる、柔らかになる、和らげる、仲良くなる。あえる、混ぜる、調合する。合わせる、合う。整う。調子を合わせる。ほどよい様子。大和、日本。海上が穏やかな様子。 185
5 8 さい。さいころ。六つの面に一から六までの目が入っている立方体の物。采配の略。 70
6 7 黒い色の美しい石。契約書や証書などで数字の九の代わりとして書く文字。 73
7 14 すい、みどり。青と黄色の中間色、緑色の木や草、新緑、カワセミの雌。 67
8 8 くる。きたす、きたる。こちらにやってくる。これから、これから先、この次の。時間的にこれからくる未来や将来。ねぎらう、いたわる、励ます。 119
9 12 草木のは。葉のように薄く、平たいもの。葉のような形をしたもの。1枚の紙、紙などの枚数を数える単位。葉を数える単位。区切られた時代、世。重ねつぐ世、時代。末(すえ)、端(はし)、分かれたもの。 33
10 11 いろどる、色をつける、配色する。さまざまな色の組み合わせ。色を組みあわせて飾ること。いろどり、あや、模様。ツヤ、輝き、光。美しい、飾りがある、模様がある。様子、姿。化粧する。美しさを付け加える。 214

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