明日・4月3日は、『日本橋開通記念日』です。「日本橋」は現在も東京都中央区にかかっている橋ですが、ただの地名というより、歴史的な要所として全国にその名を知られていますね。

「日本橋」は江戸幕府の開始とともに作られ、五街道の起点、経済の中心としてのアイコニックな意味ももっていました。『日本橋開通記念日』は、最初にこの橋が開通した日ではなく、1911(明治44)年にこの橋が木造から、現存している石造りに建て替えられた日になります。そして石造りの「日本橋」は、国の重要文化財に指定されています。

ということで、本日は「通」という字の入った日本語クイズをお送りします。

【問題1】「通夜」の正しい読み方は?

現在、「葬儀の前夜の儀式」を意味する「通夜」という日本語の読み方として正しいのは、以下の選択肢のどちらでしょうか?

1:つや

2:つうや

「通夜」の読み方、正しいのはどちら?
「通夜」の読み方、正しいのはどちら?

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 1と2の両方 です。

「お通夜」は「おつや」「おつうや」どちらで読んでも正解です。
「お通夜」は「おつや」「おつうや」どちらで読んでも正解です。

「通夜(つや/つうや)」は、「夜通し寝ずに起き明かすこと」を意味しまずが、単なる徹夜ではなく「神仏への祈願や、死者に付き添うため」の行為を意味します。さて、夜が明けるとやってくるのは…2問目にまいりましょう。

【問題2】「通暁」ってなんと読む?

「通暁」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント:「夜を通して暁に至ること。徹夜」「あることに非常にくわしい知識をもっていること」などの意味をもつ言葉です。

<使用例>

「彼女は、全国の、お洒落な手土産に通暁しているのよ!」

「暁」の読み方がポイント!
「暁」の読み方がポイント!

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼
正解は↓に‼

正解は… 通暁(つうぎょう)です。

「暁(あかつき)」という字の音読みは「ギョウ」です。

「暁(ギョウ)」は、実は常用漢字の範囲の読み方ですが、意外と思い出しにくいかもしれません。「通暁(つうぎょう)」、読めましたか? 「通暁(つうぎょう)」は、「徹夜」という意味もございますが、「ある物事を大変よく知っていること」…「精通」の同義語としても使用します。「夜」と「暁」、時間帯を表現する言葉に、同じ「通」が合わさった言葉ですが、「通夜」と「通暁」では言葉の方向性が全く異なりますね。日本語の奥深さを感じます。

*** 

本日は、4月3日『日本橋開通記念日』にちなんで、「通」という字の入った日本語から、 

・通夜(つや/つうや)

・通暁(つうぎょう)

の読み方をおさらいいたしました。

この記事の執筆者
TEXT :
Precious.jp編集部 
BY :
参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『BS朝日』ウェブサイト
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
ILLUSTRATION :
小出 真朱