2020.08.04

換気の種類とは?第1種から第3種までご紹介。業務用換気を設置するなら全熱交換器がおすすめ

換気の種類とは?第1種から第3種までご紹介。業務用換気を設置するなら全熱交換器がおすすめ

密閉空間を避けたり、屋内の汚染物質を外へ排出するために、重要性が注目されている換気
一般的に換気といえば、「窓開けによる換気」や「換気扇で排気」というイメージが強いかもしれませんが、実は換気にはいくつかの種類がある事をご存じですか?
ここでは、換気の種類とポイント、その中でもおすすめの「全熱交換器」についてご紹介いたします。

POINT

  • 目的や建物の種類によって換気は3種類の方式に分けられる。
  • 「第1種換気」の中でもエアコンの省エネに繋がる「全熱交換器」がおすすめ。

目的や建物の種類によって
換気は3種類の方式に分けられる

換気には外から新鮮な空気を供給する給気と、室内の空気を排出する排気があります。

給気・排気共に窓やドアの開放による自然換気と、天井や壁埋込の機械で強制的におこなう機械換気があり、組み合わせによって、換気システムは大きく3種類に分けられます。

第1種換気

たとえば「オフィスビル」なら

  • 機械 給気
  • ×
  • 機械 排気

給気、排気ともに機械換気でコントロールするため、安定した風量で換気。
機種ごとに「1時間当たりに換気できる風量」が決まっているため、空間に応じた機種を選べば必要量の換気を計画的に行うことができます。

設置コスト:△  換気質:○

第2種換気

たとえば「クリニック」なら

  • 機械 給気
  • ×
  • 自然 排気

給気を機械換気、排気を自然換気で行う方式。外からの汚れた空気の侵入を防ぎ、広い空間でもクリーンな環境を保てるため、クリーンルームなどにおすすめ。
排気を自然に任せることになるため、排気が滞る環境になったときは、給気の効率も落ちる場合があります。

設置コスト:○  換気質:△

第3種換気

たとえば「飲食店」なら

  • 自然 給気
  • ×
  • 機械 排気

給気を自然換気、排気を機械換気で行う方式。室内で発生するニオイや水蒸気などを、他のエリアに広がる前に排出します。
給気を自然に任せることになるため、閉め切った店舗などでは給気が滞り、排気の効率が落ちる場合もあります。

設置コスト:○  換気質:△

「第1種換気」の中でもエアコンの省エネに繋がる
「全熱交換器」がおすすめ。

第1~3種までの換気をご紹介しましたが、通常はどの換気方法でも、室外から出し入れした空気の温度が室内温度に影響します。
夏は外の熱い空気が室内に入り、冷たい室内の空気は排出され部屋が暑くなり、冬では逆のことが起こります。
その結果、もとの快適な室温に戻す為に、エアコンがより一層冷暖房するため、エアコンは省エネではありません。
そのようなお悩みに対しては、第1種換気に該当する「全熱交換器」という換気システムがおすすめです。
「全熱交換器」は排気時に捨ててしまう室内の熱を回収して、給気してきた空気に戻すことで、換気による室内の温度変化を抑えることができます。
そして、エアコン負荷の軽減にもつながるため、換気とエアコンをトータルで考えると省エネです。
ダイキンでは全熱交換器として「ベンティエール」をラインアップ。ベンティエールについては下記ページでご紹介しています。ご興味のある方は是非ご覧ください。

「全熱交換器」に関するご相談は
ダイキンプロショップへ。

全熱交換器を設置する場合、機器選定やダクトなどの設置スペースについて、現場や図面で確認する必要がございます。
ダイキン認定店であるダイキンプロショップなら、専門性の高い商品に対する知識も豊富。
「全熱交換器」の設置・購入についてもぜひご相談ください。

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