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食堂車の日(5月25日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日食堂車の日(5月25日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

5月25日は「食堂車の日」。今回は「食堂車の日」の意味や由来を解説します。

また、「食堂車の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に鉄道業界の方や飲食業界の方、イベント関連の企業などはぜひ参考にしてみてください。

「食堂車の日」の意味・由来とは?

5月25日は「食堂車の日」です。1899年(明治32年)のこの日、日本で初めて食堂車が連結された鉄道が走ったことに由来しています。

当時、私鉄の山陽鉄道の官設鉄道・京都駅〜三田尻駅間を走る急行列車に食堂付き一等車を連結。食堂車は当初、一等旅客と二等旅客の専用のものでかつ洋食のみが提供されていましたが、1901年(明治34年)には、官営鉄道(国鉄)の新橋駅〜神戸駅間の急行列車にも食堂車が登場しました。さらに1906年(明治39年)には、新橋駅〜神戸駅間の三等急行列車に和食堂車が登場し、誰でも食堂車を利用できるようになりました。

「食堂車の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「食堂車の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「食堂車の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「食堂車の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「食堂車の日」を元に発信をする流れ

「食堂車の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「食堂車の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「食堂車の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「食堂車の日」を広報PRに活かした事例

「食堂車の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「食堂車の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をピックアップしました。また、同じ業界の記念日である「鉄道の日」に関連した広報PR事例も紹介します。

事例1.昭和の鉄道の様子をビジュアルで紹介する書籍を発売

株式会社インプレスホールディングスは、グループ会社の株式会社天夢人の新商品『今ではありえない鉄道迷場面』について、プレスリリースを配信しました。駅のホームからあふれて乗り降りする乗客の様子や、多層建列車など、昭和の鉄道の「迷場面」を収録した写真集です。

全8章からなる構成で、現代では見られなくなったさまざまな光景を写真とともに紹介。戦車輸送、貨物輸送、100系新幹線の食堂車など、当時の様子がわかる写真を豊富に掲載しています。書籍の一部をページ写真でピックアップし、鉄道ファンを中心に興味関心を引いた有用な広報PR事例です。

参考:レイルウエイズグラフィック所蔵の貴重なストック写真の数々から、懐かしくはありつつもちょっと変わった鉄道シーンを収録。『今ではありえない鉄道迷場面』を発刊

事例2.約6時間半の豪華な時間を過ごす2日間限定運行プラン

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行プランについて情報を公開しました。2023年3月15日・16日の2日間、京都駅と福山駅を約6時間半かけて運行する「DAY TRIP」のプレスリリースです。

車窓の景色を楽しみながら、音楽家による生演奏や茶会、食堂車では専門家監修の料理を堪能できるのが魅力。サービスを訴求するだけでなく、車内の様子を写真で紹介したプレスリリース内容がGOODな事例です。

参考:「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」DAY TRIP(京都~福山駅)の運行について

事例3.トルコの冬景色や食事を楽しむ列車の運行が決定

トルコ共和国大使館・文化広報参事官室は、「イースタン・エクスプレス」のプレスリリースを発表しました。トルコの首都アンカラと、東部の都市カルスを結ぶ鉄道で、2023年12月〜3月の期間限定運行を決定。

約25〜26時間にわたる電車の旅では、冬のトルコならではの景観が楽しめるだけでなく、56席を備えた食堂車を連結している点も強みとしています。プレスリリースでは、実際に列車が運行している様子に加え、カルスの街並みや、凍った湖の写真を掲載したのがGOODポイントです。

参考:トルコの最東端カルスで冬の街の魅力を楽しめるノスタルジックな旅を 「イースタン・エクスプレス」今期は12月~3月の期間限定運行

「食堂車の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「食堂車の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。「食堂車の日」にちなんだイベントやキャンペーンを実施したり、食堂車や鉄道、駅弁などに関する調査リリースを出したりするのも一案です。

また、10月14日「鉄道の日」など別の記念日と絡めるとより幅広い広報PRが期待できるでしょう。今一度「食堂車の日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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