ベイシアの衣料品新業態 2号店はスーパーセンター内で

2018/03/27 04:26 更新


 ベイシアは衣料品新業態「エブリーウェア」2号店を、新設のベイシアスーパーセンター勝浦店(千葉県)にオープンした。1号店の小山店は食品スーパーに併設の別棟だったが、今回は主力業態のスーパーセンター内に設けた。SPA(製造小売業)志向や30~40代の客層設定、「980円」「1900円」に絞った価格帯、コーディネートで見せる売り場作り、広めの通路などの新基軸をスーパーセンター内で試す。

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 ベイシアスーパーセンター勝浦店は、ワンフロアに共通のレジで衣食住を揃え、ワンストップの利便性と価格を打ち出す。景観が楽しめるベーカリー&カフェを設けるなど同社の次世代フォーマット。衣料も小山店が計画を上回る新たなエブリーウェアとした。

 全体の売り場面積5000平方メートルのうち、800平方メートルを占める。小山店の1000平方メートルよりも小さくなったが、服飾雑貨や靴で調整、好調なレディスなどはしっかりと揃えた。従来のスーパーセンターの衣料品は中央部に配置してきたが、専門店の雰囲気を出すため、初めて壁面に置いた。

 5キロ圏の人口が1万8000人と足元商圏に恵まれているとはいえない。しかし、ファッションを買う場所が少ない地域で、商圏が広がる期待もあり、第2弾の実験を進める。

初めて壁面に衣料品を置いた


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