なりたい職業がなくても大丈夫! リクナビ編集長に聞く「将来やりたいこと」のみつけ方

「あなたが将来なりたい職業は何ですか?」

「将来やりたいことは何ですか?」

そう質問されて、答えに困ってしまう人は少なくないだろう。

「なりたい職業がない」「将来の夢や目標がみつからない」と悩んでいる人のために、

将来やりたいことのみつけ方を、職業選択のアドバイスのプロであるリクナビ編集長に聞いてみたよ。
今回教えてくれたのは

なりたい職業がなくても大丈夫! リクナビ編集長に聞く「将来やりたいこと」のみつけ方
吉田純子(よしだ・じゅんこ)さん
「リクナビ」編集長。
2002年、株式会社リクルート入社。以来、20年にわたりHR(人材)事業領域に従事する。
新卒採用・中途採用・教育研修等の提案営業を経験した後、事業スタッフ職、リクナビおよび新商品企画、子会社社長、営業部門の部門長を経て、2021年4月より大学・学生支援組織の部門長、さらに2022年4月より「リクナビ」編集長を兼務。
 
『リクナビ』とは
リクルートが運営する新卒採用の就職情報サイト。
企業の採用情報だけでなく、企業研究、自己分析に役立つ情報や就活体験談、就職イベント情報などを提供している。

なりたい職業がない原因は?

知識や経験が少ないことが大きな理由

なりたい職業がなくても大丈夫! リクナビ編集長に聞く「将来やりたいこと」のみつけ方

※なりたい職業を決めた時期は人それぞれ

高校生がなりたい職業を決められない原因のひとつは、「経験が不足しているからと考えられます」と吉田編集長。

周囲の人が将来の職業を決めていたりすると、不安を感じていたりした人もいるかもしれない。

だけど、先輩たちの例を見てみると、迷いなく決めていたという人は少なく、時間をかけ、いろいろ悩みながら進路を決めていった人が圧倒的に多い。

では実際、いつくらいに今の仕事に決めたのだろうか?

吉田編集長のアドバイスと共に見ていこう。
<吉田編集長のADVICE>

人によって時期はそれぞれですが、一般的に大学3年生の春からインターンシップ(社会に出る前に仕事を体験できる場)などを通じて仕事や企業にふれ、就職活動をしていくなかで、自分に向いている仕事・企業を決める人が多くなっています。

インターンシップなどによる仕事体験で、実際に働いてみて興味が高まり、就職先決定をする人もいますが、当初、「この仕事がしたい!」「この会社で働きたい!」とあこがれて参加したインターンシップで、「やっぱり違う…」という想いをもつ人も約35%は存在します。

就職みらい研究所『就職白書2022』によると、インターンシップに参加した学生のうち、

・インターンシップ参加企業に入社する予定…36.9%
・インターンシップ参加企業ではないが、同業種の企業に入社する予定…28.1%
・まったく異なる業種の企業に入社する予定…34.9%


というデータがあります。

大学3年生になっても、「あこがれだけだった」「やりたい仕事だけど自分には向いていない」「業界は合っているけれど、この企業ではない」と気づくこともあるので、体験を通じて「なりたい職業」「働きたい会社」を確かめて判断していくことが大切なのです。

必ずしも高校生のうちになりたい職業を決めきる必要はない

<吉田編集長のADVICE>

大学や専門学校などの進学先を選ぶにあたって、将来なりたい職業が決まっていなくても、まったく問題ありません。

なぜかというと、なりたい職業や将来やりたいことは、知っていることのなかでしか生まれないからです。

高校生のうちから仕事について知っていることは限られているはず。

その限られた知識のなかから、選ばなきゃ、決めなきゃ、と思わなくても大丈夫。

それよりも、高校生のうちは、「世の中の仕事ってどんなことがあるんだろう」「どういう働き方があるんだろう」ということに興味を向けて、知っていることを増やすほうがいいでしょう。

実際、社会に出る、つまり進路について考え始める時期が早ければ早いほど、働く意欲が高まることがわかっています。

だから、「おもしろそうな仕事だな」「どんな会社があるんだろう」と興味をもつことは、高校生からスタートするといいと思います。

ただ、「この仕事」とか「この会社」と具体的に決めるのは、大学生になってから、実際にインターンシップや仕事体験で経験して、いろいろと調べて、「この会社で、こういう仕事をしたい」と判断できる機会が用意されているので、高校生のうちに決めきる必要はありません。

なりたい職業をみつけるのはどうしたらいい?

なりたい職業がなくても大丈夫! リクナビ編集長に聞く「将来やりたいこと」のみつけ方

※なりたい職業をみつけるためのヒントは?

高校生のうちから、なりたい職業を決めきる必要はないが、みつけておくと、大学や専門学校などの進学先を選ぶヒントになるし、就業意欲も高まる。

では、どうすればいいのだろうか?

なりたい職業をみつけるポイントは次の3つ。

①  好きなこと、興味のあることから考える

②  得意なこと、苦手なことから考える

③  身近な大人に仕事の話を聞いてみる


それぞれ詳しく見ていこう。

①好きなこと、興味のあることから考える

<吉田編集長のADVICE>

まずは好きなこと、興味のあることから考えてみましょう。

というのも、スタートは楽しく始めないと嫌になってしまうから。

最初につまずくと、仕事を考えるのが嫌、将来の話は重たい、と感じてしまうこともあるからです。

もちろん、好きなこと、興味のあることから考えても、なりたい職業がみつからない人はいると思います。

なかなかみつからなければ、あなたが好きだなと感じる行動を書き出して、その共通点を探してみるといいでしょう。

例えば、

・外へ出るより家にいるほうが好き

・大人数よりも少人数で行動するほうが好き

・誰も知らないことをマニアックに掘り起こすのが好き

などが出てきたとします。

自分らしさを発揮できるシーンを思い浮かべて、それが実現できそうな仕事とは?という観点で、さまざまな職種を照らし合わせてみると、なりたい職業がみつかるかもしれません。

好きな行動が思い浮かばなければ、長時間やっていても苦痛にならない行動から考えてみてもいいですね。

②得意なこと、苦手なことから考える

<吉田編集長のADVICE>

好きなことと同様に、得意なことから自分が生かせる職業を考えてみましょう。

人と話をする、黙々と作業をする、みんなの意見をまとめるなど、些細なことでも、それが役立ちそうな仕事を探してみるといいですね。

しかし、好きなこと以上に、得意なことが思い浮かばない、自分の長所がわからないという人は少なくありません。

得意なことがわからなければ、人からほめられたこと、すごいと言われたことを思い出してみてください。

「ほめられるけれど、たいしたことじゃない」と思ってしまう人が多いと思いますが、その経験があったらラッキーです。

それは、あなたの自己評価と他者評価のギャップなので、あなたの強みがそこに隠されていることがあります。

どんなシーンで人からほめられるか、ほかの人が苦労していても自分にとってはスムーズに進められることは何か、それを考えてみると、あなたの得意なことがみつかるかもしれません。

それでも得意なことがみつからない人は、苦手なことから考えてみましょう。

自分の弱みを逆転させれば強みがみつかります。

例えば、自分が優柔不断だと思う人は、深く物事を考えるのが得意、熟考して慎重に判断できる能力があると逆転させて考えれば、弱みが強みになるのです。
好きなこと、得意なことから職業をみつけよう!
適職診断をやってみる>>>

③身近な大人に仕事の話を聞いてみる

<吉田編集長のADVICE>

あなたの周りにいる大人たちの仕事について、たくさん聞いてみましょう。

例えば、親や親戚の伯父さん、伯母さん、年上の兄弟や従姉妹など、身近な大人ならば誰でも構いません。

その仕事のやりがいは?楽しさは?つらいことは?なぜ頑張れるのか?など、さまざまな価値観にふれるなかで、おもしろそうだな、自分には合わなさそうだな、といった感想が出てくると思います。

そもそも世の中にはどんな仕事があるのか、いろいろな大人に話を聞いて、たくさんの仕事にふれて、情報収集をすることが大事。

自分の親や親族から聞いた情報を友達とシェアしあって、友達の親や親族の話を聞けば、さらに選択肢が増えていくでしょう。

近所の方でもいいので、どんどん仕事の話を聞いて、自分が興味をもった仕事について調べてみてください。

なりたい職業をみつけるときの注意点

なりたい職業がなくても大丈夫! リクナビ編集長に聞く「将来やりたいこと」のみつけ方

※なりたい職業をみつけるためには、学問だけで判断してはいけないという

いろいろ考えているし、たくさん調べているけれど、それでも、なりたい職業がなかなかみつからない、という人は、ちょっとしたミスをしているかもしれない。

なりたい職業をみつけるときに気をつけたほうがいいこと、ありがちな失敗について、吉田編集長にアドバイスをもらった。

苦手な科目だから、と決めつけない

<吉田編集長のADVICE>

なりたい職業をみつけるときに、最も気をつけてほしいのは、学問で判断しないこと。

初めから「私にこれは向いていない」など、イメージだけではじかないでください。

特に、数学が苦手だからエンジニアは無理、国語が苦手だから営業職はできない、と高校生のうちから自分に制限をかけてしまうのはもったいないと思います。

なぜなら、仕事で必要な能力は多岐にわたるから。

もちろん学問と直結しやすい能力もありますが、直結しにくい能力もたくさん必要とされているのです。

数字を見るのも嫌いだったのに優秀なエンジニアになった人は数多く存在します。

文系クラスだから理系の仕事は無理、と決めつけないでください。

学問ではじかず、きちんと調べてみると、思わぬ業界で自分に向いている仕事がみつかるかもしれませんよ。

資格の有無に固執する必要はない

<吉田編集長のADVICE>

就職活動に有利だからといって、さまざまな資格取得を目指す人がいます。

看護師や保育士など、国家資格を取得していないとできない仕事はありますが、資格が必須ではない職種の場合、企業からすると資格を持っているか否かはそこまで重視していません。

もちろん、その業界で仕事をするために関連する資格を取得するのはとても良いことです。

もしも学生時代に頑張ったことの一つが資格取得だとしたら、資格そのものではなく、資格試験に合格するためにコツコツと勉強に取り組んだ、自分らしさが生かせる仕事に興味をもった、といったプロセスをアピールしてほしいのです。

資格に固執する必要はなく、この勉強は好きかも、この業界は向いているかも、と感じたことを大切にしましょう。

いろいろな職業をみつける方法

なりたい職業がなくても大丈夫! リクナビ編集長に聞く「将来やりたいこと」のみつけ方

※社会を知って視野を広げれば、なりたい職業がみえてくることも

好きなものから会社、仕事へと広げていく

<吉田編集長のADVICE>

いろいろな仕事を調べてみましょう、と言われても、何から始めればいいのかわからない人は、まず、「自分が好きなものを作っている会社って、どんな会社だろう」「その会社と同じようなことをしている別の会社って、どんな会社があるのだろう」と考えてみるといいですね。

好きなものをきっかけに、それを「企業」という観点で調べてみてください。

例えば、シュークリームが大好きだったら、このシュークリームが私のところに来るまでに、どんな仕事がかかわっているのだろう、と調べてみると楽しいと思います。

ケーキ屋さんでシュークリームを売ってくれた店員しか自分の目には見えていないけれど、実際には作っている人が必ずいます。

手作りなのか、工場で大量生産した商品なのか?

工場生産なら、そこで働いている人がいます。

新製品や季節限定品なら、それを企画している人がいるでしょう。

ひとつのシュークリームにも、それにかかわるいろいろな仕事があることを、視野を広くして調べてみましょう。

そのなかで、自分は売りたいのか、作りたいのか、考えたいのか?

商品を売る仕事といっても、お客さま相手に売る販売員なのか、自社製品を小売店などに売り込む営業職なのか、仕事の内容は全然違ってきます。

自分が好きなものから、会社、仕事と広げていくと、なりたい職業がみつかりやすいと思います。
どんな仕事があるのか調べてみよう!
職業一覧から検索する>>>

先輩たちのなりたい職業のみつけ方

大学や短期大学、専門学校を卒業して就職した20代の先輩たちのアンケートによると、今の職業を選んだきっかけは、「好きなこと、興味があることだった」が圧倒的に多かった。

さらに「自分の能力を発揮できることだった」と続く。

なりたい職業がなくても大丈夫! リクナビ編集長に聞く「将来やりたいこと」の見つけ方

  

先輩に聞いた!今の職業を選んだきっかけ

<先輩VOICE>

・コツコツ何かをすることは好きなので、事務のような仕事が向いてると思った(25歳・愛知県・事務系会社員)

・姉が同じ職業で、楽しそうに仕事をしていることから興味をもった。人と話すことが好きなので、営業をしようと思った(25歳・埼玉県・会社員)

・医療にかかわる仕事に就きたいと思っており、医療技術を提供するほどのスキルはないが、力になりたいと思ったので医療事務に(22歳・東京都・事務系会社員)

ジグソーパズルが好きというのもあり、エンジニアに必要な論理的思考があったから(25歳・神奈川県・技術系会社員)

・子ども時代に食への関心が低かったこともあり、自分の経験を生かしておいしい給食を提供したいと思い、栄養士の道を選んだ(22歳・熊本県・技術系会社員)

・大学で心理学を専攻し、人の認知システムに興味がわいた。アパレルでアルバイトをしており、店内で使用しているPOPに目をつけ、どうしたらもっと効果的になるかを考えるようになり、デザインを本格的に学び、Webデザインとグラフィックデザイン担当の仕事に就いた(25歳・埼玉県・技術系会社員)

・コンサートに行ったとき、照明が自分のところまで当たって感動した。自分も人を感動させられる仕事に就きたいと思って、照明スタッフになった(23歳・北海道・技術系会社員)

★先輩たちの職業選択のきっかけをもっと詳しく読む
\U25の社会人200名に聞いた/職業選択のリアルなきっかけ
<吉田編集長のADVICE>

エンジニアで、ジグソーパズル好きがきっかけという人がいますね。

確かにパズルやブロック遊びが好きな人は、エンジニアに必要な構造把握力をもっている人が多いようです。

一方で「相手がやりたいことは何か?」を把握し、それを言語化できる人もエンジニアとして活躍することが多く、意外と文系クラス出身の人もいますよ

また、学生時代のアルバイト経験では、アパレルの販売職からグラフィックデザインの仕事をみつけた人のように、販売職でただ物を売るだけでなく、アルバイトを通して自分が興味をもてたことを深掘りしてみるといいでしょう。

実際、事務職がやりたくてアルバイトをしてみたら、先輩に「営業もやってみない?」と声をかけられて、ちょっとだけのつもりで営業職を経験。

その結果、事務職よりも成果のみえやすい営業職のほうが自分に合っていた、という発見をした人もいましたよ。

アルバイト先に出入りしている異業種の仕事がおもしろそうだと思うこともあるかもしれません。

先輩に聞いた!職業選択につながった学生時代のこんなところ

<先輩VOICE>

哲学専攻で学んだ論理的思考が、システム保守の仕事にふんだんに使える(25歳・愛知県・技術系会社員)

・習い事の発表会で、人を笑顔にすることのよろこびを知った(24歳・埼玉県・会社員)

・カフェでのアルバイトで、周りと協力してコミュニケーションを取ったり、お客さんにより良いサービスを提供するためにどんなことができるかを常に考えていたこと(25歳・愛知県・会社員)

・学生団体での活動を通して、企画を実行に移す行動力や好奇心が人一倍強いことに気づいた(25歳・兵庫県・事務系会社員)

・キャンプのボランティアで、子どもとのかかわり方やレクリエーションをしたのが直結している(25歳・滋賀県・会社員)
<吉田編集長のADVICE>

新型コロナウイルス感染症の影響で、学外での活動が制限され、就職活動の履歴書でアピールできる経験をする機会が減り、「学生時代に力を入れてきたこと」が書けない学生が増えています。

そのため、企業側も「学内でどのような特徴をもった学生生活を過ごしてきたのか」という部分に対する関心が高まっている傾向があります。(※2022年12月現在)

「哲学専攻で学んだ論理的思考」を生かしていると答えた人がいるように、学業のなかで自分が興味のあることをみつけていけるといいですね。

例えば文学部の授業は、仕事に直結する知識や技術には関係ないと思われがちですが、突きつめて考える能力が高い人が多く、実は、研究員をはじめ、いろいろな職種に生かすことができるのです。

学生団体の活動や部活動、サークル活動では、リーダーや副リーダーの役職を経験していないと評価されないと考えている人もいます。

しかし、人を取りまとめるのが上手な人もいれば、新しいアイデアをたくさん出すのが得意な人もいる、さらにそういう人たちを支援する縁の下の力持ちも大切な存在。

リーダーにこだわらず、自分らしさが生かせる役割を担って、それを生かせる仕事を考えてみましょう。

先輩に聞いた!なりたい職業をみつけるにはどうすればいい?

<先輩VOICE>

・外へ出かけてみる。自分が利用しているものの裏側には必ずそれに携わった人がいるから、疑問に思って調べてみる(24歳・千葉県・会社員)

・視野を広げて、興味のない分野も調べてみると、興味が出てきたりすると思う(21歳・東京都・事務系会社員)

・自分が何をしているときが一番楽しいか、うれしいかで、関連がある職業を探したらいいと思う。たとえ嫌いなものでも、やってみようと思えるチャレンジ精神をもつことが大切(25歳・埼玉県・会社員)

・できるだけいろいろな経験をすること。実際に自分が体験するだけでなく、周りの大人の話を聞き、さまざまな世界があると知ること(25歳・東京都・会社員)

・自分が好きなものでも好きじゃないものでも、とりあえずふれてみる、やってみる。そこで自分とは「合う」「合わない」とか、「好き」「嫌い」とかを知ることが第一だと思う。「知らない」ということは「知っている」ことより大きく劣っていると感じるから(22歳・愛知県・会社員)

★先輩たちのなりたい職業のみつけ方をもっと詳しく読む
\U25の社会人200名に聞いた/職業選択のリアルなきっかけ
<吉田編集長のADVICE>

「嫌いなものでも、やってみようと思えるチャレンジ精神」はとても大事ですね。

私自身も営業職しかできないと思ってリクルートに入社しましたが、あまり営業成績を上げられず、社内システムを検討するプロジェクトに配属されました。

システム開発なんて絶対に向いていないと思ったのに、半年くらい仕事をしてみたら、すごく楽しくなって!

やってみたら楽しかった、自分にはこっちのほうが向いていた、と気づくことができる経験は、社会人になってからでもたくさん巡ってきます。

苦手意識ではじくのはもったいなくて、自分でも気づかなかった新発見があるかもしれないので、嫌いだと思うことも挑戦してみて、本当に嫌いかどうか確かめてみましょう。

「知らないということは、知っていることより大きく劣っている」という考え方もすてき。

人間は知っていることの範囲内でしか選択できないので、いかに知っていることの選択肢を増やすかがとても大事になります。

なりたい職業がみつからない高校生へ

なりたい職業がなくても大丈夫! リクナビ編集長に聞く「将来やりたいこと」のみつけ方

※なりたい職業がみつからない人は、情報収集が足りていない可能性も

おもしろい、楽しいことからスタートしよう

<吉田編集長のADVICE>

「なりたい職業がみつからない」「そもそも自分が将来何をしたいか、よくわからない」と悩まなくても大丈夫。

高校生や大学生のうちに一生の仕事を決める必要はありません。

これから先、会社を決める前に仕事を体験する機会があります。

社会人になってから、経験を重ねるなかで、自分の向き不向きに気づくこともあります。

職種を変える、仕事を変える、会社を変える機会もあります。

あなたの可能性は無限に広がっているので、それを狭めてしまうことだけはやらないでください。

高校生のうちは、「こんな仕事っておもしろそうだな」「この仕事の働きがいって何だろう?」など、興味をもって情報収集することが一番大切です。

高収入のため、安定した生活のため、社会的地位のため、会社や仕事を選ぶ人がいます。

もちろん条件の中にあってもいいけれど、これらが先にきてしまうと、高い給料をもらうために自分には合わない仕事をして耐え続けることにもなりかねません。

一時的ならともかく、一生それを続けるのはしんどいですよね。

だからこそ、まず、「やりたいな」「向いていそうかな?」から職業を、働くことを考え始めてみましょう。
どんな仕事があるのか調べてみよう!
職業一覧から検索する>>>

自分が「できたこと」をふり返ろう

<吉田編集長のADVICE>

なりたい職業をみつけるために、ボランティアをしなくちゃ、海外留学をして視野を広げなくちゃ、と考えている人もいますが、経験は何でもいいのです。

ただ、その経験を通じて、何が得意だったか、何が苦手だったか、特に「できたことのふり返り」をすることがとても大事だと思います。

人間は放っておいても「できなかったこと」をふり返ります。

できなかったことを反省して、苦手なことはどうすればできるようになるかを考えるでしょう。

学校のテストでも、点数が低い科目があれば、それを上げるために頑張りますよね。

でも実際は、高得点の科目をもっと頑張るほうが得点力アップは期待できるのです。

苦手なことを克服するのは大変だけど、得意なことをさらに伸ばすほうが成長スピードは圧倒的に早いのです。

そして「できたこと」には自分らしさがつまっていることが多いと思います。

どんな経験でもいいから、「できたことは何?」とふり返り、それをよりできるようにするにはどうすればいいか、を考えるといいでしょう。

部活動でも、趣味でも、自分が頑張り続けられている理由のなかに、職業選択のヒントがあるかもしれません。

ゲームが好きな人なら、何時間も集中力が続く理由は何だろう?

ゲーム以外で、やり続けられることは何だろう?

ゲームだったら集中できるのに、ほかのことだと集中できないのは何が違うのだろう?

自分が「できたこと」をふり返って、それを職業につなげてみましょう。

文/やまだみちこ 取材協力・監修/吉田純子 構成/寺崎彩乃(本誌)

★関連記事をチェック

\U25の社会人200名に聞いた/職業選択のリアルなきっかけ

高校生のための業界研究・職業研究!進路選択に役立つポイントを解説

高校生・大学生の約98%が「楽しい仕事」を希望!どうすれば就ける?リクナビ編集長に聞いた

将来やりたいことがわからない…進路で悩んでいる高校生へ!将来やりたいことのみつけ方