WHAT IS OT?
作業療法ってどんな仕事？
WHAT IS OT? 作業療法ってどんな仕事？
作業療法士とは WHAT IS OT ?
作業療法士（OT：Occupational Therapist）は、身体障がい、精神障がい、発達障がい、老年期障がい等を持つ人を対象に、医師の指示のもとで、日常生活能力の向上・維持や低下予防を目的に治療を行うスペシャリストです。具体的には、機能の回復・維持・開発を促すための各種作業活動。たとえば、木工細工、編み物、貼り絵、陶芸、刺繍等の手工芸。絵画、茶道、生け花、写真等の芸術活動。遊びやレクリエーション活動、身体運動等多彩なプログラムです。そうした各種作業の実行によって、患者さまの自信や喜びを膨らませていくのです。
根気強さとやさしい思いやりで、患者さまの心を開いていく。徐々に自分らしさを取り戻していく姿に、作業療法士自身が感動を覚えます。
日常生活に必要な機能を回復・向上させるために
人間味豊かな心配りでリハビリテーションを応用する仕事
作業療法士の役割
-
自立への援助
作業療法士も障がいを持つ人を対象に援助を行います。手足などを動かす基本動作の回復を目的とする理学療法に対し、手先を動かしたり、着替えをしたりという応用的な動作ができるように指導や援助を行う点が異なります。そのため、身体障がいだけでなく精神障がいの分野も対象になってきます。
-
作業療法の種類
実際の作業を通して機能回復をめざす作業療法には、身体運動活動、仕事・学習活動、手工芸の活動、生活活動、生活圏拡大のための活動の5つがあります。積み木や工作、編み物、ゲーム、書道、コンピュータ操作、料理、食事、散歩等、様々な活動が日常生活への第一歩となります。
こんなところが理学療法士と違います
-
料理・仕事など
応用動作の回復をめざす -
実作業を通じて
機能回復をめざす -
精神障がいの分野も
サポートの対象 -
就職は医療機関に加え
デイサービスなど豊富
作業療法士のお仕事 OT JOBS
病気にかかっても生活がより豊かになるよう
リハビリで患者を支える
一旦病気にかかると正常な身体の回復と生活に戻れるのは、実は少ないのです。どんな病気にかかったとしてもその人の人生は続きます。作業療法士は、身体や精神に障がいがあっても、生活をより豊かにし、リハビリも楽し続けられるように様々な治療法を考えます。その方法は医学的知識や技術に基づいており、身体機能から精神機能まで、急性期から生活期全般まで幅広く治療・指導を行います。高齢化社会が急速に進むなか、作業療法士を必要とする人たちが年々増加しています。今後も広く求められる職業です。
-
医療現場でのお仕事内容
怪我や病気、または精神疾患などで、日常的動作が困難になった患者さんに対して、回復を図る様々な訓練や生活指導などのサポートを行います。
- 起居動作訓練
- 筋力増強訓練
- 関節可動域訓練
- 筋再教育訓練
- 高次脳機能教育
- 日常生活訓練
- ハンドセラピィ（上肢・手指治療）
- 手工芸（認知・手指などの機能改善）
- 認知行動療法・心理教育 生活指導
- スプリント（補装具）や自助具の提供
- 高次脳機能障がいのリハビリ など
-
福祉現場でのお仕事内容
身体障がいや発達障がい、精神障がい、また老年期によって日常生活が困難な方に対して、動作訓練はもちろん、施設や就労の支援や住居改善の提案などより生活に寄り添ったサポートを行います。
- 日常生活訓練
- デイケア・デイサービスなどの通所施設
- 座位保持装具など福祉機器の開発提供
- 就労支援
- 住宅改修指導