2020.01.14間取り・デザイン

スケルトン階段(ストリップ階段)とは?間取りのポイントについて

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スケルトン階段

階段の位置は、家の間取りに大きな影響を与えます。階段の種類も多様化している昨今、多くの人が注目しているのが「スケルトン階段(ストリップ階段)」です。この記事では、人気のスケルトン階段を設置するメリットやデメリット、そして間取りのポイントについてご紹介します。これから家を建てる人はぜひチェックしてみてください。

スケルトン階段とは?

スケルトン階段は、踏み板と骨組みのみで作られている階段です。段と段の間に板がなく、「ストリップ階段」「オープン階段」とも呼ばれています。木やスチール、アルミなどを用いて作られているケースが多く、設置することでおしゃれな印象を与えられるため、非常に人気があります。また、リビングに設置する階段としても相性が良いと言われている種類の階段です。

人気のスケルトン階段のメリット・デメリットについて

スケルトン階段は非常に人気がありますが、実際に設置する前にメリットとデメリットをしっかりと知っておきましょう。

スケルトン階段のメリット

スケルトン階段には多くのメリットがあります。そのうちの知っておきたい3つのメリットをご紹介します。

効果的な空間の使い方ができる

スケルトン階段のメリットリビングの面積が狭い場合でも、スケルトン階段を設置することで、開放的な空間が作り出せます。

さらに、階段を設置するための廊下が必要ないので、ほかの間取りを広く取れるようになり、効率的な空間の使い方ができます。

明るい空間を作り出せる

スケルトン階段は、部屋に入ってくる光りを取り込みやすく、明るい空間を作り出せるというメリットもあります。

例えば、明るさを確保するために吹き抜けを設置した場合にも、スケルトン階段を取り入れることで、さらに明るい開放的なリビングが作り出せます。

空気の流れを遮らない

踏み板と骨組みの間が空いているため、空気の流れが滞らないのもスケルトン階段のメリットです。

スケルトン階段を設置すると、家全体の風通しが良くなるため、短い時間で空気の入れ替えを行うことが可能です。さらに窓の設置位置や換気設備を工夫することで、常に家の中にきれいな空気を取り入れることができます。

スケルトン階段のデメリット

続いて、スケルトン階段を設置する場合のデメリットを考えてみましょう。

冷暖房効率が悪い

スケルトン階段は一階と二階の空気が循環するというメリットがあるものの、逆に夏は二階に暑さがこもり、冬は一階が冷え込んでしまうため、冷暖房費がかさむ場合があります。これは、あたたかい空気は上に行き、冷たい空気が下に行ってしまう性質があるためです。特に冬は家全体が温まりにくいため、シーリングファンを設置したり、床暖房を取り入れるなどの工夫をするといいでしょう。

家全体に音が響く

一階と二階が直結している場合、家全体に物音が響きやすいという特徴があります。リビングで見ているテレビの音が二階に伝わることで、子供が勉強に集中できなかったり、逆に二階で騒ぐ子供の声がリビングに伝わり、リラックスできない場合も。しかし、家族の気配を常に感じることができるので、コミュニケーションが取りやすいとも言えるでしょう。

費用が高くなる

スケルトン階段は、通常の階段と比較すると費用が高くなる傾向があります。デザイン性が求められる分、使用する素材に制約が出るためです。できるだけ費用を抑えたいと考えている場合には大きなデメリットとなる可能性があります。予算と相談してデザインを決めましょう。

おしゃれですてきなスケルトン階段にする間取りのポイント・注意点は?

多くのメリットがあるスケルトン階段ですが、間取りを考える際には注意したいポイントもあります。

安全性に配慮する

安全性に配慮するスケルトン階段を設置する際には、安全性に配慮したつくりを意識することが大切です。

階段のデザインによっては、転落などの可能性もあるため、特に小さい子供やお年寄りがいるご家庭はしっかりと対策を取りましょう。転落防止の手すりを取り付けたり、段差を浅くしたり、工夫を施すことが大切です。転落防止のネットやガードを使用すると、後々子供が大きくなった時に取り外すこともできます。

生活動線をイメージして間取りを作る

スケルトン階段を取り入れる際には、実際の生活動線をイメージしながら間取りを考えましょう。特にリビングにスケルトン階段を設置する場合には、スカートを履いて上り下りする事も考えて、下から丸見えにならないような場所や、人の行き来があまり気にならないような場所に配置するなど、実際に使用する場面を考えながら間取りを作りましょう。

寒さ・音対策をあらかじめ検討する

リビングにスケルトン階段を設置するなら、寒さや音の対策をしましょう。

例えば、吹き抜けではないリビングにスケルトン階段を設置するという方法があります。リビングの天井に開けた穴を通過するように階段を設置することで、ある程度寒さや音の問題は解決できるでしょう。また、冷たい空気の行き来を完全にシャットアウトしたい場合には、リビングと階段の仕切り壁や、階段への入り口部分の扉などにアクリルを使用すると、スケルトン階段のメリットである明るさを損なわず、寒さや音の対策にもなります。

予算オーバーに注意する

どうしてもスケルトン階段を設置したい、でも費用も抑えたい……という場合には、使用する素材を変えることで、費用を抑えられる場合があります。素材によって異なる設置金額を確認しながら、予算内に抑えられる方法を模索してみましょう。

おわりに

デザイン性が高く、人気のあるスケルトン階段。多くのメリットがあり、おしゃれな印象を与えてくれるスケルトン階段ですが、デメリットも考えながら慎重に間取りを考えましょう。安全対策についてもしっかりと考えて、素敵なスケルトン階段を設置してください。

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