藤あや子さん「大好きなパートナーといられるだけで幸せ」 愛猫2匹&大量の衣装との健やかな暮らしとは【家愛遍歴】

公開日 2022年07月25日
藤あや子さん「大好きなパートナーといられるだけで幸せ」 愛猫2匹&大量の衣装との健やかな暮らしとは

家の中で過ごす時間が増え、住空間にもっとこだわりたい、快適にしたいと考える人も多いはず。多忙な毎日を送る著名人の方々は、家でどのような時間を過ごしているのでしょうか?おうち時間を楽しむために実践している工夫についてお聞きします。

演歌歌手の藤あや子さんは、デビュー当時から細かいところまで住まいに対してこだわりをお持ちだったそう。愛猫「マルオレちゃん」たちと暮らし始めたことで変わった点や、お仕事で多忙な中、住まいはどのような存在なのか、お話を伺いました。

住まい選びのこだわりは、日差しの心地よさ

藤あや子さん

ーー藤さんは26歳で地元の秋田県から上京し、演歌歌手デビューをされました。デビュー当時、東京ではどんな家に住んでいたのでしょうか?

藤あや子さん(以下、藤):それまではずっと秋田の一軒家で暮らしていたのですが、上京して、幡ヶ谷で初めてマンション暮らしを経験しました。マンションに住んでみると、「東京の部屋って狭い」って思っていたんですけど、そこは3LDKで、都内では十分な広さだと後から知りました(笑)。

デビュー当時の藤さん
デビュー当時の藤さん

ーー 地方から上京した人が東京で物件探しをすると、思ったより狭く感じることがありますよね。

藤:そうなんです。もともと自然に囲まれた秋田の一軒家で育ったわけですから、そこをベースに考えると、暗くて狭い部屋は苦手で、明るくて広い部屋が好きですね。

ーー演歌歌手として一気にテレビ出演が増えた時期に住んでいたのは、どのような物件でしたか?

藤:紅白デビューから3年後に、思い切って「芸能人らしいマンションに住もう!」と、3LDKの千駄ヶ谷のマンションに引越しました。原宿エリアだったんですけど、当時は近くにコンビニやスーパーがなくて。生活するのには不便で、そんなに長くは住みませんでした。

藤あや子さん

ーー失敗も経て、今は部屋を決める際は、何を重視するんですか?

藤:大きな窓です。朝起きてすぐに部屋の空気を入れ替えて、深呼吸すると、気持ちがぱっと明るくなるんです。西日が当たる窓は極力小さい方がいいですけど、日差しの心地よさが選ぶ家の一番の条件です。

ーー日光を浴びることは、メンタルヘルスにも効果がありますよね。

藤:やっぱり人間って日光を浴びて、朝をスタートさせると、体も心も清められると思うんですよ。自然からのパワーをたっぷりもらうと、「よし、今日も頑張ろう!」と気合いが入るので、朝の習慣を大切にしています。

日当たりが良いおうち
日当たりが良いおうち

愛猫と過ごすための新居「マルオレ御殿」を計画中

藤あや子さん

ーー藤さんのブログやSNSを見ると、家の中がすっきり。メインの家具は白で統一されていますよね。今のお家はどのようなポイントで選んだのでしょうか?

藤:2階にリビングとキッチン、3階に寝室があって、どちらも仕切りのない広々とした家を選びました。キッチンからは、リビングやマルオレの寝ている姿を見ることができ、ホームパーティのときも大勢とコミュニケーションができるけど、ひとりでものびのびと過ごせる空間が気に入っています。

ご自宅の様子。白を軸にしたインテリア
ご自宅の様子。白を軸にしたインテリア

ーー住む前と住んだ後で、何かアップデートした部分はありますか?

藤:一番変えてよかったのが、手をかざすと水が出る「ハンズフリー水栓」で、汚れた手でも触れずに楽々操作できるので便利です。ほかにも、料理が好きなので、ガスコンロから全てオール電化にリフォームすると、掃除がすごく楽になりました。

ーーマルオレちゃんと暮らす中で、住まいに変化はあったのでしょうか?

藤:今の家は、マルオレを引き取る前から住んでいました。以前はクイーンサイズのベットを使っていたんですけど、マルオレが来てからというもの、彼らはベットの真ん中を陣取って私は隙間で寝ることに。

自分の寝るスペースを確保するためにも、イタリアのメーカーにキングロングサイズのベットを発注し、数カ月かけて船で輸送してもらいました。

マルオレとベットで寝る藤さん
こんな感じで寝ているそうです

ーーマルオレちゃんをほかの部屋に移すのではなく、あえて一緒に寝る方法を選んだんですね。

藤:言葉が通じなくても、心が通じ合う子たちなんです。人間の子どものように優しく接していると、家の中でもイタズラをしない子に育ちました。実はこれから、マルオレの暮らしやすさを考えた家を新しく建てたいと思っているんですよ。名付けて、「マルオレ御殿」(笑)。

藤あや子さん
藤さん監修のマルオレカレーも発売中。収益は動物愛護団体に寄付されます

ーーすごい! 「マルオレ御殿」の条件は何でしょう?

藤:中庭をつくることですかね。彼らは一度も外に出たことがないので、中庭があれば逃げないし、自然と触れ合うこともできるので。最近、携帯で物件を探したり、家の周りを自転車で走りながら「ここの土地、空いてるな」と視察したりしています。

「衣装部屋」ならぬ「衣装家」が! 大量の着物と、驚きの収納方法

藤あや子さん

ーー藤さんは、家とは別に衣装部屋ならぬ「衣装家」があるんですよね。

藤:そうです。自宅の隣にある住宅用の一軒家を借りて、そこに衣装を保管しています。3階は陽射しがよく当たるので、着物を置かないように気をつけたり、ドレスは色ごとに分けて収納したりしています。

特に着物は、一度着用した衣装が被らないように、着た日付と出演した番組名を明記し、全部アルバムにまとめています。

ーーちなみに、着物の管理方法は洋服と少し違うので、大変なイメージがあるのですが、何か工夫などされているのでしょうか?

藤:通常の着物を保管する桐タンスだと着物が重なってしまい、中身がすぐに見つけられないんです。私の場合、着物を半分に折ったサイズのクリアケースに入れて保管しています。

たくさん入れすぎるとグシャッとしてしまうので、7~8枚ずつ入れたり、着物ひとつひとつに番号を付けて袋に入れて管理したりして、大切に保管しています。

ーー仕事柄、衣装や小道具を買う機会も多いため、物が増えてしまいがちだと思うのですが、整理整頓はどうしていますか?

藤:基本的に、部屋が散らかっている状態が嫌いなので、家は常にスッキリとした状態をキープするようにしています。「もう絶対に着ない」と思った洋服は、知人に譲っています。

中には、1~2回ほどしか着ていない洋服が多くて、それを差し上げると「こんな綺麗なものいいんですか?」とすごく喜んでもらえて、こちらも嬉しくなるんですよ。あとは、山梨に別荘があるのでそちらにも送って上手に整理していますね。

藤あや子さん

ーー芸能人の方の別荘といえば、鎌倉や軽井沢のイメージが強いのですが、藤さんが山梨を選んだ理由は何ですか?

藤:東京中心の生活をしているので、都内から車で2時間以内の場所を探していたときに山梨県北杜市が候補に出ました。自然が豊かで、空気も美味しくて、それに景色が少し秋田に似ているんですよ。

秋田は距離的に遠くて、なかなか帰れないのですが、山梨なら日帰りでも行ける距離なので、疲れたときは頻繁に帰ってリフレッシュしています。

ーー自然が好きな藤さんが今後、都心から離れた場所で暮らす計画もあるのでしょうか?

藤:約20年前、二子玉に住んだことがあるんですけど、当時の二子玉は今ほど栄えていない静かな街で、娘と2人、バルコニーで多摩川を見ながら「ここ、寂しいね」って話していて(笑)。

やっぱり私は、田舎者だから中心地から離れるのは嫌なんですよ。それに、東京タワーや高層ビルを見ると、「東京で頑張ろう!」って不思議と力が湧いてくるので、これからも都内には住み続けたいと思います。

おうち時間があるからこそ、仕事も充実する

ーー藤さんは5年前に年下のご主人と結婚されました。仕切りのない家で、パートナーと暮らす上で、大変な部分はありませんでしたか?

藤:それが全然なくて、うちはお互いに部屋がないんです。家の中にいても、それぞれ好きなことをしているのですが、ごはんは必ず一緒に食べるようにしています。

ーーお互いの部屋がない状態では、喧嘩したときの待機場所ってどうしていますか?

藤:そもそも彼とは、喧嘩をしないんですよ。だって本当に好きな人と一緒にいるわけですから、こんなにありがたいことはないでしょう? 「一緒になれたんだから、大事にしたい」って思うと、喧嘩のひとつもしませんよ。

藤あや子さん

ーー藤さんの言葉にキュンとしてしまいました! 藤さんは、他人と暮らすことさえも積極的に楽しんでいるように見えます。

藤:本当に毎日好きなことしかしてないので。「自分に正直に生きてきました」といえる人生じゃないと、せっかく生まれてきた自分に申し訳ないじゃないですか。

私は心も体も健やかでいるために、「朝の日差しで起きて、1時間半ヨガをして、『スッキリした~』ってフルーツを食べて、マルオレと遊ぶ」という楽しい時間をつくっています。

ーーおうち時間を充実させることが、明日への活力になっているんですね。

藤:私がおうちで一番幸せを感じる瞬間は、「自分の食べたいものを食べる時間」。もう家にいることが好きすぎて、「明日の仕事、朝早くて嫌だな……」と思うこともあるんですけど、仕事に行くととても楽しいんです。

そして、仕事をきっちり終えたら「私ってエライ!」と思いながら、ご褒美として家でスイーツを解禁して全力で食べています。そんな時間があるからこそ、仕事も頑張れるんですよ。

<取材・編集 小沢あや(ピース株式会社)
<撮影 小原聡太>
<構成 吉野舞>

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