自分を責める声が聞こえる|天六メンタルクリニック|天神橋筋六丁目駅の精神科・心療内科・内科

〒531-0041大阪府大阪市北区天神橋7丁目-1-24 ジオタワー天六 2F
tel.06-6355-1630
ヘッダー画像

自分を責める声が聞こえる

自分を責める声が聞こえる|天六メンタルクリニック|天神橋筋六丁目駅の精神科・心療内科・内科

自分を責める声が聞こえる

脳の様々な働きをまとめることが難しくなることで、幻覚や妄想などの症状が起こります。幻覚とは実際にはないものをあるように感じる知覚の異常です。自分の噂や悪口が幻聴として聞こえてくるなどの症状もみられます。妄想には、嫌がらせをされていると思い込む被害妄想や、インターネットやテレビが自分に関する情報を流していると思い込む関係妄想などがあります。
周囲から見ると、「独り言を言っている」「悪口を言われたなどの被害を訴える」「話がまとまらず支離滅裂になる」「一人でいることが多い」などがサインとして表れます。本人には現実味があり、それが病的な症状だとは気づきにくいものです。早く治療を開始するほど、回復も早いといわれていますので、ご家族や周囲の方がサインに気づいたときには、早めにご相談ください。

統合失調症

統合失調症は多くは思春期から青年期に発症する精神疾患で、「幻覚」や「妄想」といった症状が特徴的です。
この病気は脳の神経ネットワークにトラブルが生じる「脳」の機能障害と考えられており、およそ100人に1人弱の割合で発病します。
生まれながらストレスに対するもろさがあり、そこに限度以上のストレスがかかると、脳内の神経系に異常をきたして発症すると言われます。
経過は人によってさまざまで、非常に薬が効いて、症状のコントロールがうまくいく方、そうはいかない方など、いろいろな患者がいらっしゃいます。
したがって、患者がどのような経過をたどるかの予測も難しいところです。
ただ、「発症早期の治療」が重要であることは認められており、早期のうちに、専門医による適切な治療を受けることが大切ですので、思いあたる症状があれば、早めに受診されることをお勧めします。

統合失調症の主な症状

  • 周囲の人や音が気になって仕方がない
  • 確かに声がするのに、周りの人は否定する
  • 疑い深くなった
  • 考えがまとまらない
  • 世の中の様子がおかしいと感じる

統合失調症の治療

薬物治療が柱になります。症状のコントロールがつくようになったのちに、社会生活に必要なスキル、対人関係の向上のためSST(社会生活技能訓練)リハビリテーション(デイケアや作業療法)に参加することも大切です。

治療薬ですが、1950年代以後に登場した定型抗精神病薬(クロルプロマジン・レボメプロマジン・ハロペリドールその他)その後の新しい世代の非定型抗精神病薬(リスペリドン・オランザピン・アリピプラゾールその他)があります。また、剤型も進化しており通常の内服錠剤以外に内用液、口腔内崩壊錠、注射液、持続性注射液(デポ剤)を選択することも可能になっています。入院治療やデイケアを必要とする方には、設備を備えた医療機関をご紹介させていただきます。

pagetop