パリを拠点に活躍する特殊メーキャップ・アーティスト・レイコクルック西岡さんと作曲家の大島ミチルさんが、長崎市の平和特派員に任命されました。

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諌早市出身のレイコクルック西岡さんは10才で終戦を経験。フランス・パリ在住で特殊メーキャップの草分け的存在です。

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長崎市出身の大島ミチルさんは、多岐にわたる分野で活躍する作曲家で、被爆50年記念歌「千羽鶴」も手掛けました。現在はニューヨークで活動しています。

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長崎市は海外を拠点に活躍する2人を「長崎平和特派員」に認定し、国内外への平和の発信に協力を依頼、24日長崎市役所で鈴木市長が認定証を手渡しました。

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大島ミチルさんは「子供のころ毎日の様に(原爆の)話を聞いて育ったので被爆者が亡くなることの悲しさをどうやってこれから伝えていけるのか大きな課題だ」と述べました。

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またレイコクルック西岡さんは「戦争体験を伝えておかないというのは、人間の愚かな行為・愚行を準備している事だと私はいつも言っている。愚行の準備をさせないために、繰り返し繰り返し伝えておくべきだ」と話しました。

10月28日、2人が出演するコンサートが長崎市のブリックホールで開かれることになっていて「千羽鶴」の合唱のほか、クルックさんが戦時下の記憶を綴った著書「赤とんぼ」の朗読劇も上演される予定です。