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2023年03月02日

女優・畑芽育さんインタビュー「自分に自信をもつためには、何事も練習あるのみ」

畑芽育 女優 インタビュー タウンワークマガジン townwork映画「なのに、千輝くんが甘すぎる。」で、学校一のモテ男子・千輝くんと“片想いごっこ”をすることになるヒロイン・真綾を演じた畑芽育さん。胸キュンシーンにあふれた撮影の思い出や自身の恋愛観を聞いたほか、20歳の畑さんがどのように女優という仕事へ向き合っているのかを尋ねました。

 

ヒロインのオファーに「ドッキリでしょ⁉」って

畑芽育 女優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――ヒロイン役のオファーがきたときの心境から聞かせてください。

最初は「ドッキリでしょ⁉」って思いました。完成披露試写会の日を迎えてもまだ夢心地で、信じられない気持ちでいっぱいです。出演が決まってから作品のことを考えなかった日は1日もなく、撮影が終わってからも、どうしたら作品を盛り上げられるかをずっと考えていました。これまで出演してきたどの作品も愛情を込めて演じましたが、今回は私の女優人生においてターニングポイントとなるような作品で、しかも、ヒロインという大役をいただいたので、うれしさとプレッシャーが入り混じったような気持ちです。

――物語は、真綾ちゃんが人生初の告白に玉砕し、千輝くんから“片想いごっこ”を提案される場面からスタートします。真綾ちゃんと畑さんの共通点はありますか?

ちょっとオタク気質なところがあったり、何にでも全力で臨んだりするところは一緒ですね。片想いごっこを全力で楽しむ姿や、好きになっちゃいけない千輝くんを好きになってしまった本心を、隠し通そうとするひたむきさは似ていると思います。

――オタク気質とは具体的にどんなところですか?

好きになったものはとことん追いかけます。最近でいうと、「ちいかわ」というキャラクターにどハマりしてしまって、身の回りが“ちいかわ一色”なんですが、母からも「そろそろやめれば?」と注意されるぐらい収集グセがあります。どんなものでも「TO(トップオタク)になりたい」という願望がすごく強いです。

 

男性は、甘すぎるぐらいがちょうどいい

畑芽育 女優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――劇中には多くの胸キュンシーンが登場しましたが、畑さん自身が最もときめいたのはどのシーンですか?

ブレザーについてしまった絵の具を落とそうと洗っている真綾ちゃんのシャツに水がかかり、透けてしまったところへ千輝くんが自分のブレザーを渡そうとして、「着ないなら、無理やり着せるけど」とちょっと強引な態度をとるところはキュンとしましたね。普段はクールな千輝くんだけど、突然のアクシデントにドギマギしているようにも見えて、私自身もドキッとしてしまいました。

――「甘すぎる」男性はどう思いますか?

甘すぎるぐらいがちょうどいいです。私自身が末っ子で、誰かを引っ張ることが苦手なので、そっけない態度をとられるよりも、甘やかしてほしいかもしれません(笑)。

――千輝くんへの想いに気づきながら、恋をしていないふりをする真綾ちゃんですが、畑さんは想いを秘めたままでいることに耐えられますか?

無理ですね。間違いなく相手に気持ちを伝えちゃいます。自分に嘘がつけないといいますか、うまく立ち回れないタイプなので、何でもかんでも正直に言ってしまうんです。だから、真綾ちゃんのように自分の気持ちを押し殺して過ごすのは絶対にできないだろうなって、台本を読んだときに感じました。

 

作品を見返すことで、自分のお芝居を客観的に見ることができるように

畑芽育 女優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――真綾ちゃんと千輝くんが“片想いごっこ”を始める際にいくつかルールを設けますが、畑さん自身にも自分の中のルールはありますか?

20歳になってから意識するようになったのは、もう少し自分のお芝居について自信をもって現場に入ろうということです。学生時代は「私なんて」とネガティブな気持ちのほうが強くて、お芝居をしていても納得できませんでしたし、自分が出演した作品を見ることすらできませんでした。でも、作品をちゃんと見返すことで自分のお芝居についてよかったと思える部分が増えたり、納得できたり、その大事さに気づけたんです。そんなふうに考えるようになったのはつい最近です。

――ちなみに自信をもつ方法は?

練習あるのみです。時間があるときに、集中できる場所で台本を読み込む、発声練習をするなど、些細なことの積み重ねで、少しずつですが自信がもてるようになりました。そういう基礎的なことは子どものころからやっているから、もうやらなくていいのかなってちょっとだけ甘えが出るときもありますが、絶やさずに努力しなければと思っています。

――20歳となった今、学生時代や10代のうちにやっておけばよかったと思うことはありますか?

違う国の文化に触れることでまた違った学生時代が送れていたかもしれないので、「海外に行っておけばよかった」というちょっとした後悔があります。とはいっても、本当にやりたいことがあるのなら、何歳になっても挑戦できる時代だと思うので、自分のタイミングで好きなことをして、楽しい時間を過ごしたいです。

 

毎日、違う現場へ行くことで常に新鮮な気持ちになれる

畑芽育 女優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――幼少期から長く活動していますが、お仕事に向き合う姿勢に変化はありましたか?

自分自身の大きな変化は特にありませんが、まわりの環境が変わってきていることは感じているので、そこに柔軟に対応していくように心がけています。

――女優の醍醐味をどんなところに感じていますか?

毎日、違うところへ行けることです。日々違う現場へ行くことで常に新鮮な気持ちでいられるんです。そして、数ヶ月後にはまったく違う人物を演じ、違う職業の人になっている。たくさんの人生を、作品を通して経験できることがとても楽しいです。

――現在の原動力について聞かせてください。

食べることですね。いただいたお給料は、おいしいご飯に費やすことが多いです。今、世界一幸せな瞬間は、牛タン定食を食べているとき。牛タンと麦飯、味噌なんばん、とろろと牛テールスープがそろっていたら、最高に幸せです。

 

どんなにハードスケジュールでも、1日中同じテンションでいたい

畑芽育 女優 インタビュー タウンワークマガジン townwork――仕事をするうえで大事にしているのはどのようなことですか?

どのお仕事にも全力で、真面目に取り組むことを意識しています。このお仕事をしていると朝は早く、夜も遅くなってしまうことが多いですが、どんなにハードスケジュールでも、一日中同じテンションで居続けようと心がけています。

――テンションをキープする秘訣は?

エナジードリンクのお世話になることもありますが、現場に入って最初に顔を合わせるのはヘアメイクさんやスタイリストさんなので、皆さんと交流して、楽しい会話から始めることが私の秘訣です。

――目指す女優像を聞かせてください。

これまでお会いした中で「素敵だな」と感じた方に共通しているのは、皆さんとても腰が低く謙虚な方ということでした。特に印象深いのは「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS)でご一緒した木村文乃さん。当時、私は中学1年だったのですが、わざわざ正座でご挨拶してくださったんです。テレビや映画でずっと拝見していた女優さんの謙虚な姿に衝撃をうけて、私もそうなりたいと憧れを抱くようになりました。

――畑さんと同世代の皆さんへ、夢や目標に近づくためのアドバイスをお願いします。

学生さんならば、アルバイトやインターン、ボランティア活動など、学校だけのコミュニティにとらわれず、たくさんの人と関わることで、自分の知らない世界と出合えたり、自分すらも知らなかった新しい自分に気づけたりする瞬間があると思うので、ぜひたくさんの方と交流してほしいです。私も自分自身の夢に近づけるよう、努力を続けたいと思います。

 

■Profile
畑芽育
(はた・めい)

2002年4月10日、東京都生まれ。1歳から芸能活動を開始。主な出演作に、ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS)、「大河ドラマ『青天を衝け』」(NHK)、「不幸くんはキスするしかない!」(MBS)、「純愛ディソナンス」(フジテレビ)、「池波正太郎生誕100年BS特集時代劇『まんぞくまんぞく』」(NHK BSプレミアム)、映画「森の中のレストラン」など。「畑芽育1st写真集」を4月10日に発売する。

◆Official Site:https://www.ken-on.co.jp/artists/hata/
◆Official Twitter:@hata_mei0410
◆Official Instagram:@mei_hata_official

■作品情報
畑芽育 女優 インタビュー タウンワークマガジン townwork
畑芽育 女優 インタビュー タウンワークマガジン townwork
「なのに、千輝くんが甘すぎる。」
3月3日(金)全国ロードショー 配給:松竹

人生初の告白に見事、玉砕した高校2年生の失恋女子・真綾(畑芽育)は、親友の知花(莉子)に慰められるも、落ち込んでいるところを陸上部のエースで学校一のイケメン・千輝くん(高橋恭平)に見られてしまう。モテモテなのに、周囲には塩対応な千輝くんが、なぜか真綾に「好きな人、無理に探すぐらいなら、俺に片想いすれば?」と、“片想いごっこ”を提案。一方で、クラスメイトの手塚(板垣李光人)は真綾に密かな想いを寄せていて…。

©2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 ©亜南くじら/講談社

公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/chigirakun-movie/
公式Twitter:@chigira_movie
主題歌:なにわ男子「Special Kiss」(ジェイ・ストーム)

編集:ぽっくんワールド企画
撮影:草刈雅之
取材・文:荒垣信子

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