“意識高い系”と、“本当に意識の高い人”との違い【DJあおいの「働く人を応援します！」】

イラスト：沼田光太郎

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自分に自信がないから意識高い系に成り下がる
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意識高い系と言えば、まず真っ先に想像するのが
『スタバでMac』 だと思うのですけども、
意識高い系に限らず、本当に意識の高い人も
同じように 『スタバでMac』 をしているんですよね。

何が違うのかと言えば 『主観か客観か』 の違いでしょう。
本当に意識が高い人は、
スタバでMacを開いているときも主観から出てきません。
Macの中に意識がダイブしているような感じです。

しかし意識高い系の人は、
スタバでMacを開いている自分を
客観視しているんですよね。
『自分はどう見られているのか』に
意識がダイブしてしまっているので、
Macを開いていてもMacなんか見ちゃいないんです。

意識を高く何かに夢中になっている人が
本当に意識が高い人であり、
意識が高い人に見られたいだけの人が
意識高い系でしょうね。

 
さて、意識高い系の人は、
自意識過剰で自信家だと思われがちなのですが、
実は 『周りから良く見られたい』 という欲求が強い人というのは
自分に自信がない人が多いんですよ。

自信がないが故に、表面上だけを突貫工事で装い
本来の自分を隠している心理作用があるもので、
その恐怖心が強いほど、過剰に自分を装ってしまうわけですね。

人の目から見えるであろう、自分に心酔して
本来の自信のない自分を忘れたいという、
一種の現実逃避のような心理が働いているということです。

本当に意識の高い人も、
自分に自信満々でいるわけではないのですが、
まだ力足らずな自分を
自分自身で許容しているんですよ。
まだ力足らずな自分を認めた上で
自分自身を向上させるために
自分自身に夢中になっているんです。

意識しているところは
『今の自分がどう見られているのか』 ではなく、
『今後の自分はどうなりたいのか』 なんですね。
だから、本当に意識が高い人というのは
例外なく謙虚であり努力家なんですよ。

自信というのは、今の自分を認めることであり、
それがどんな自分であろうと
見栄や外聞が必要でなくなったとき、
今の自分をスタートラインとして
一歩一歩進んでいくことができるんですよ。

まず今の自分を許容しなきゃスタートラインもわからないし、
次の一歩も見えてこないってことですね。
意識高い系の人に足りないのは、
今の自分を許容できる自分自身への寛容さなんですよ。

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DJあおい
謎の主婦。ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万。サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー15万。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されているが、その素性はいまだ謎のまま。
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