タイ族の象徴高床式の住居


タイ族の象徴高床式の住居 - ảnh 1

タイ族の高床式の住居は自然と宇宙の取れた調和を象徴しています。黒タイ族の高床式の家は山の中腹に沿って建てられ、西北部の山林の美しさを作り上げています。それぞれの家は建築から装飾品までタイ族の人生観を示しています。

タイ族の高床式の家はシンプルですが、丈夫で、独自の美しさを表しています。家は竹や木が使用され、屋根は木の葉や草で()かれます。また、木と木を繋なぐ時には釘を使わず、縄の代わりに籐で縛ります。また、木を縛るに際し、工夫を凝らさなければなりません。

ベトナム民族学博物館の研究者ルオン・バン・ティエットさんは次のように語りました。

(テープ)

「黒タイ族の家の屋根は亀の甲羅(こうら)のように見えます。彼らは亀から家の建て方を教わったと考えていることから、家は亀の甲羅にみたてているからです。また、屋根の上にカウクットという竹の棒が2本置かれます。竹の棒に彫刻された模様は社会的な階級を示しています。

金持ちの家ならば、竹の棒に蓮の花の模様が彫刻されますが、一般の家なら、何もありません。また、新婚夫婦の家ならば多産の繁殖を祈るため、竹の棒に妊婦の模様が彫られています。」

タイ族の象徴高床式の住居 - ảnh 2
屋根の上にカウクットという竹の棒が2本置かれます


タイ族の象徴高床式の住居 - ảnh 3
屋根の装飾

黒タイ族の家に部屋と階段の段数はいつも3、5、7、9などの奇数です。それぞれの家は2つの階段があり、家の奥にある9段の階段は女性用で、家の前方に ある7段の階段は男性用です。

ベトナム民族学博物館の幹部ホアン・ミン・グエットさんは「黒タイ族の家に繁殖論を示す要素がたくさんある」と明らかにし、 次のように語っています。
(テープ)

「女性用の階段に関して、未婚の娘や子供がまだ出来ていない女性は階段の柱に触って、結婚や子供を祈るのです。そして段数がいつも奇数であることは幸運を象徴し、悪事を避けるという意味があります。」

家のそれぞれの部屋は一定の役割があり、適切に配置されています。家の中心にある部屋は神聖な所でそこに祭壇が置かれます。この部屋は男性しか寝ることが出来ません。女性、とりわけお嫁さんはこの部屋を通過する時、体を曲げなければなりません。家の前方に両親と息子、後方には娘とお嫁さんが住みます。また、機織用の部屋も重視されています。

さきほどのベトナム民族学博物館の研究者ルオン・バン・ティエットさんは次のように説明してくれました。

(テープ)

「以前は機織が出来ない女性は結婚できませんでした。というのは自分で作った布団や(まくら)などは女性が結婚に際し、夫の方に持っていく持参品となるからです。また、夫の両親などに織物を贈るためには、たくさん機織をしなければなりません。そんなわけで、機織用の部屋は重視されるのでしょう。娘がいる家庭は必ずや織機がなければなりません。それも、娘の寝る部屋の近くに置かれます。」

タイ族の家には2つの火鉢があります。中心火鉢は家の真ん中の接客室に置かれますが、後は料理に使われます。先ほどのティエットトさんは次のように話しました。

(テープ)

「火鉢を見るとその家族の様子が分かるでしょう。火鉢は家の魂であると思われています。また、火鉢は男女がよく付き合う際には、話し合いの場であり、さらに、家族団欒の場所にもなりますからね。」

黒タイ族にとって、窓は家の目として、いつも窓を開けておきます。また、訪れたお客さんは背を窓に向けて座ることはタブーです。高床式の家は従来からの黒タイ族の象徴となっています。

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