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中を切って外に追い出す

基本的には、ボールを持った選手が中に入ってきたほうが、シュートに直結する危険度が高いので、中のコースへのパスやドリブルをさせないようにして、外に追い出します。2人目のDFは1人目のDFに対して、斜め後ろの位置に立って、縦に抜かれた場合のケアをします。

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第2回「そうだったんだ! 中を切るか? 外を切るか?」

ボールを持った選手を、どこに追い込めば、守りやすいのか――。
外に追い出すのか、中でつぶすのか? 
試合の場面や相手の特徴によって臨機応変に使い分けられるようになろう。


「切る」という言葉はサッカー用語で「コースを消す」ことを意味します。
 つまり「中を切る」というのは、中央方向に行かせないようにして、相手をタッチライン際、縦方向に追い込むことです。反対に「外を切る」は縦方向に行かせないようにして、中に追い込むことです。試合中には頻繁に「中を切れ!」「外を切れ!」という指示が飛び交います。
 通常は「中を切って」外に追い出すのが基本の考え方になります。中央のエリアのほうが相手の攻撃の選択肢は増えます。できるだけゴールから遠ざけ、サイドの狭いエリアに追い出すように守るのが基本セオリーです。
 ただし、「外を切って」中に追い込むというケースもあります。例えば、サイドを縦に突破してからのクロスが持ち味の選手に対しては、スピードを出させないために中に追い込み、カバーリングの状態を作って守ります。
 よくないのは、どちらに行かせるのか意思表示せずに中途半端なポジションをとること。それでは後ろでカバーリングをする選手が迷ってしまいます。

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