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靴下「裏返し」で洗うのがオススメ Tabioの解説になるほど納得

投稿の狙いについて担当者を取材しました

左の靴下を裏返すと右のようになります
左の靴下を裏返すと右のようになります 出典: タビオ提供

目次

 「靴下は裏返して洗うのがオススメ」。その理由を解説した靴下専門店の投稿が先日、SNS上で注目を集めました。投稿の狙いについて担当者を取材しました。

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靴下の裏糸
靴下の裏糸 出典: タビオ提供

タビオの投稿


 靴下専門店を展開するタビオのX(ツイッター)アカウントが先日、こんな投稿をしました。

 「『靴下は裏返して洗うのがいい』でも『取り込んだ靴下を元に戻すのがしんどい』という声をよく聞きますが、個人的には『裏返したまましまって、履く人が元に戻して履く』が一番だと思います」

 続けて、その理由についてもこう説明しています。

 まぁ、なんで裏返して洗ったほうがいいかのおさらいですが

 ・靴下の汚れで最も落ちにくいの裏側についた皮脂汚れ。(匂いの原因にもなる)

 ・裏側は伸びを出すための裏糸が入っている。この裏糸は化学繊維なので皮脂汚れがつきやすい

 ・裏側の化学繊維は頑丈なので、洗濯で毛玉ができにくい

 ・繊維は「紫外線によって劣化する」ので、裏返して干した方が見た目の劣化が少ない(陰干し推奨)

 この投稿に対して、「やっぱり裏返して洗った方がよかったんですね」「これ、わかっていてもできない」といったコメントが寄せられ、最初の投稿へのいいねは2900を超えています。

担当者に聞きました


 「当社では、靴下を裏返して洗うことをおすすめしています。ですが洗濯のたび、裏返して表に戻すというのを1人でするのは手間がかかり、煩わしいことなので、その手間を家族で分担すればよいのではないかと思い、投稿しました」

 そう話すのは、Xアカウントを担当している「1号」さんです。

 伸縮性のある化学繊維を裏糸として使う理由は「フィット感」を出すため。

 素材自体に伸縮性がある場合はともかく、最も一般的である綿は伸縮性がありません。

 そのため、多くの人が手にとる一般的な靴下は、化学繊維の裏糸が使用されているそうです。

左の靴下を裏返すと右のようになります
左の靴下を裏返すと右のようになります 出典: タビオ提供

合理的かどうかだけでは解決しない問題


 投稿に書いた「裏返したまましまって、履く人が元に戻して履く」という方法を実践しているという1号さん。

 「基本的に家事全般を私が担っているため、洗濯から取り込み、しまうまでをやっています。ただ、私自身が几帳面ではないので、裏返して洗って、裏返したまま干して、裏返したまましまって、家族はそれを各自戻してはいています」

 この問題は「家族の家事への無関心さ」とひもづいた問題でもあり、合理的かどうかだけでは解決しないと捉えているそうです。

 「『靴下を裏返さずに出す』ということを『守ってもらう』ことで、家庭内の秩序を保っていた方も多いのだと思います。ですので、その秩序が乱れることを嫌がる方も少なくないとは思います」

 裏返して洗うことについて、年5~6回くらいのペースで投稿してきたという1号さん。

 話題になったことについては「この投稿がバズらないくらい当たり前になってほしいと常々思っています」と話していました。

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