冬の上手な換気のポイント 窓開けるのは部屋暖めてから

有料記事

及川綾子
[PR]

 新型コロナウイルスの感染拡大で、換気に対する意識が高まる中、寒さで窓を開けるのがおっくうになりがちな季節になりました。空調大手のダイキン工業に、冬の上手な換気方法を聞きました。

 そもそも、なぜ換気が必要か。外の空気と入れ替えることで、部屋の空気中のウイルスやハウスダストなどを外へ出したり、薄めたりする効果がある。

 10月に同社が529人を対象に、スマホを使って実施した意識調査では、75%が「冬に家の窓開け換気をしたい」と答えた。

 一方、したくないと答えた人の理由(複数回答)は、冷たい空気が入ることで「室内が寒くなる」(78%)、「暖房の電気代が高くなる」(43%)などを挙げた。寒さが換気を遠ざける一因のようだ。

 24時間の換気システムが備わる家もあるが、同社広報の重政周之さんは「窓を開けた換気と組み合わせて、より空気を動かす方が効果が高い」と話す。冬の換気は、1時間に2回、それぞれ5分弱が目安だ。

 起床時や帰宅時は、まずエアコンなどの暖房を入れて部屋を暖める。冷えている壁や床、天井を暖めてから換気をすることで、室温が下がりにくくなる。夏は、部屋にこもった熱い空気を外に出した後で冷房をつける方が効率的だが、冬場は逆になる。

 窓を開ける際は、部屋の対角線に位置する2カ所を開けて、空気の通り道を作るのが理想だ。近くの窓を開けると狭い範囲でしか空気が流れない。窓が一つしかない場合は、窓を開け、台所のレンジフードを動かすといい。

 エアコンをつけたまま換気を…

この記事は有料記事です。残り385文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら