中国、共和強硬派、インフレ… 難題山積み、バイデン政権の後半戦

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ワシントン=高野遼 清宮涼 榊原謙
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 バイデン米政権は20日、発足から2年を迎えた。支持率の低迷に苦しみつつも、議会に働きかけて節目で重要な立法を実現し、一定の実績も残した。今後の2年間は対立する共和党に下院での優位を奪われ、内政の運営は難しさを増す。大統領の権限が比較的大きい外交に力を入れ、台頭する中国やウクライナ情勢への対応で真価を問われる。

 バイデン大統領は任期前半の2年間、上下院での民主党の優位も生かし、インフラ投資や半導体銃規制など重視する法律を超党派で成立させた。しかし、2022年11月の中間選挙で民主党は下院で過半数を失い、政権が期待する法案の成立はより難しくなった。

「共和党は最も極端な人たちにカギを渡した」

 共和党は24年の大統領選も…

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