バイデン米政権は20日、発足から2年を迎えた。支持率の低迷に苦しみつつも、議会に働きかけて節目で重要な立法を実現し、一定の実績も残した。今後の2年間は対立する共和党に下院での優位を奪われ、内政の運営は難しさを増す。大統領の権限が比較的大きい外交に力を入れ、台頭する中国やウクライナ情勢への対応で真価を問われる。
バイデン大統領は任期前半の2年間、上下院での民主党の優位も生かし、インフラ投資や半導体、銃規制など重視する法律を超党派で成立させた。しかし、2022年11月の中間選挙で民主党は下院で過半数を失い、政権が期待する法案の成立はより難しくなった。
「共和党は最も極端な人たちにカギを渡した」
共和党は24年の大統領選も…
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