吉野ケ里遺跡発掘調査現場を一般公開 GW期間

大村久
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 【佐賀】国特別史跡吉野ケ里遺跡(吉野ケ里町、神埼市)ではゴールデンウィーク中、昨春から10年ぶりに進めている発掘調査の現場を一般に特別公開する。

 発掘調査が行われているのは、北墳丘墓の西側で、日吉神社の境内があった場所。未調査地区だったことから「謎のエリア」と呼ばれていた。

 神社の移転にともない、昨春から本格的な調査が始まり、甕棺(かめかん)19基や土器のかけらが見つかったほか、奈良時代(8世紀)ごろの青銅製の「権(けん)」(棹秤〈さおばかり〉のおもり)1個が出土するなどした。今年度、南側半分の調査が始まっている。

 特別公開は3~7日、午前9時半~午後4時半。吉野ケ里歴史公園の入園料(一般大人460円、65歳以上は200円、中学生以下は無料)が必要。3、4日は入園無料。

 7日には午後1時半から歴史専門員による「吉野ケ里遺跡 最新発掘成果~発掘現場特別解説~」も行われる(雨天時は園内の「弥生くらし館」で開催)。同園東口で受け付け、先着50人。問い合わせは同園管理センター(0952・55・9333)へ。(大村久)

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