塩辛いものはなぜのどがかわく? 要因はあの物質、体内濃度を一定に
大阪府・鶴成咲穂さん(小5)からの質問
ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.com
ののちゃん この間、うどんとおすしを食べたら、のどがかわいて水をたくさん飲んじゃった。どうしてかな。
藤原先生 塩分が多かったのね。塩分は、水の中で電気を帯びた塩素とナトリウムになる。ナトリウムは生きるためになくてはならないけど、体内でつくれないので食べ物からとる必要があるの。
のの ふーん。
先生 ナトリウムは、体の細胞の中と外の水分の移動をちょうどいい具合に保つためになくてはならない。神経の働きや、細胞が栄養を取りこむ時にも欠かせない。
のの 体に重要なんだね。
先生 でも、とりすぎは危険。血液などの中でナトリウムの濃度が一定に保たれることが重要で、上がりすぎても低すぎても命にかかわる。舌やのど、腸などにナトリウムが体内に入ったと気づく仕組みがあって、その情報が神経を伝わって脳に届く。のどがかわいたと感じて、脳から指令を出して水を飲む行動をとるんだ。
のの 濃度がすぐわかるの?…
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