岸田内閣の支持率下落が止まらない。堅調だった自民党支持率も2割台に落ち込み、政府・自民内にじわりと危機感が広がる。政権発足時に「聞く力」を強調していた岸田文雄首相は、原点回帰を掲げ地方での対話集会に乗り出すが、自民内から効果を疑問視する声も漏れる。
自民の世耕弘成参院幹事長は18日の記者会見で、政党支持率が下落していることに危機感を隠さなかった。「国民から党に厳しい目が注がれているということをよく自覚し、やるべきことにしっかり対応していくことが何よりも重要だ」
朝日新聞が15、16両日に実施した世論調査で、自民の支持率は28%に下落した。20%台になるのは第2次安倍政権末期の2020年6月以来だ。内閣不支持率も今年3月調査以来、再び50%となった。
自民内では「内閣への不信感…
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