自民党派閥の裏金問題などで岸田内閣が低支持率にあえぐ一方で、野党が「受け皿」になりきれていない。朝日新聞が20、21日に実施した世論調査で、野党第1党の立憲民主党の支持率はほぼ横ばい。地方の首長選でも敗北が続く。野党結集の道筋は立たず、立憲内には焦りの色が広がる。
ある立憲中堅は支持率が上向かない現状に、「政権交代の本気度を感じないからだろう」といってため息をついた。「これ以上ない敵失」(若手)を前に、朝日新聞の世論調査で、立憲の政党支持率は4%(前回12月調査5%)と低迷が続いているからだ。
立憲参院幹部は「批判の受け皿として認識されていない」と分析。野党乱立が影響していると指摘したうえで、「野党が大きな塊にならないと政権交代は起こせない。せっかくのチャンスなのに」と唇をかんだ。
立憲の泉健太代表は昨年12…
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- 【視点】
相変わらず野党の支持は上がってきません。国政と地方の選挙は必ずしも直結するものではありませんし、野党の地域基盤はもともと心もとないものがありますが、国政の状況が状況であるにもかかわらず選挙結果が振るわないということで、記事も指摘するように、
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