望ましい政権「自民党以外の政党による政権」48% 朝日世論調査

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君島浩
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 朝日新聞社が4月20、21日に実施した全国世論調査(電話)で、今後の望ましい政権について聞いたところ、「自民党以外の政党による政権」は48%で、「自民党を中心とした政権」の39%を上回った。昨年7月に同一の質問をした時には、45%対41%と拮抗(きっこう)していたが、今回は政権交代を期待する声が少し増え、差を広げた。

 一方、次期衆院選で野党は候補者を一本化するなどの選挙協力をするべきか質問したところ、「選挙協力をするべきだ」は38%で、「その必要はない」の47%の方が多かった。昨年7月の34%対50%に比べると、「選挙協力をするべきだ」は少し増えたものの、逆転はしなかった。

 野党支持層をみると、立憲、共産の各支持層は「選挙協力をするべきだ」が多く、維新支持層では「その必要はない」が多数を占めるという傾向も、変わらなかった。

 地域別にみると、維新が強い…

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    小熊英二
    (歴史社会学者)
    2024年4月22日8時0分 投稿
    【視点】

    選挙協力なしには政権交代はほぼあり得ないが、選挙制度に詳しい人ばかりではない。野党が選挙協力への支持を広げたいなら、その点を周知することが、政策論争よりも先だろう。

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2024年4月22日13時37分 投稿
    【解説】

    政権交代の機運は、世論という意味では出てきていると確かに感じます。一方で、実際に衆院選で政権交代が起きるかというと、少なくともかつて民主党政権ができたような形は考えられないでしょう。 言うまでもなく、その理由は一定の支持を集める野党がさま

    …続きを読む
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