日本舞踊しとやかに 児童ら稽古の成果披露 御前崎・丸尾記念館
日本舞踊を習う御前崎市の園児と小学生が24日、同市池新田の丸尾記念館で発表会に臨んだ。色鮮やかな着物に身を包み、築約160年の屋敷で稽古の成果を披露した。
同市で活動する藤間流の団体「藤祐香の会」(原崎美祐生代表)が、文化庁の委託事業として「伝統文化親子日本舞踊教室」を開講し、5月から月2回の稽古を重ねてきた。同記念館は江戸時代末期に建てられた邸宅を修復した建物。児童らは日本家屋ならではの情趣が漂う空間で、長唄「菊づくし」に合わせて優雅に舞った。
原崎代表は「どの子も姿勢が良くなり、おしとやかな振る舞いになった」と成長に目を細めた。