家のコト

迷いに迷う! 住まい探しの優柔不断エピソード

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優柔不断エピソードのイラスト

住まいは大きな買い物だから、悩むのは仕方のないところ。でも、いつかは決断が必要になります。なかにはあまりに決断できず、延々と迷路に陥ったり、損をしたり、思わぬ展開になることもあるようで……。

今回は、アットホームの不動産情報ネットワークに加盟する不動産店のみなさんに、お客さまの優柔不断エピソードを教えてもらいました!

Q.なかなか物件を決められないお客さまの、優柔不断エピソードがあれば教えてください。

■逃がした魚は大きかった! 最初に見た物件がずっと忘れられない

3年前の初問い合わせの時にピッタリの物件がタイミングよくご紹介できたのに、探し始めたばかりとのことで見送られ、いまだに見つけられないでいらっしゃる。

7年ほどお家探しを続けたお客様がいらっしゃいました。初めての問い合わせを頂いた物件が、場所・価格・他条件全てがピッタリしすぎてしまい、『他にも出てくるんじゃないか』と他の物件を探しているうちに、問い合わせた物件を他の人が購入しました。以降、逃がした魚は大きい心理で、最初に問い合わせた物件と比べてしまい、中々決めることができなくなってしまったようです。

学区限定の厳しい条件で土地を探していて、なかなか物件が出ない地域でしたがドンピシャの物件が出て早速ご案内。でもその場で決めきれず、さんざん悩んだあげく、朝と夕方の日当たりを確認したいと言い結論は翌日に。朝イチで日当たりの良さを確認して急ぎ申込みを入れたがタッチの差で2番手。前日に判断できていれば買えたのに…。良い条件の物件を逃すとそれ以上のものを求めてしまうもの。このお客様はいわゆる「買えない人」になってしまいました。

最初に優良物件と出会えたものの、そこで決められずにズルズルと……。こうしたエピソードはたくさん寄せられました。スタッフも言う通り、「逃がした魚は大きい」という心理が働いているのかもしれませんね。

■過ぎたるは及ばざるがごとし? 見過ぎたあまりに決断できず

あれがダメこれがダメこっちはこれがいいけどあっちはここがいいと言っていくつも物件を見すぎて最終的にどれがいいのかわからなくなって引越しを断念した方がいます

内見をすればするほど条件面が増え、賃料・設備等で当初の希望条件を超えてしまうことが多い。内見件数を増やしすぎることで迷いすぎてしまい結局は希望通りの条件外になっているお客様がいる。

不動産業者よりも物件に詳しくなってしまっているお客様。このことが、優柔不断を招いているような感じです。

物件を見すぎてしまったお客さまのエピソード。知りすぎると細かなことが気になって、むしろ決められなくなってしまうというデメリットが!

■船頭多くして船山に登る! 意見がまとまらず決まらない

ご夫婦の内見時、考えている住まいの条件を話し合っておらず、内見当日言い合いに。奥様の母親も参戦し、3人の戦いへ。

学生さんのお部屋探しで。両親、祖父母、おじおば、などの大人たちが7名がかりで大騒ぎしている中、本人は黙って資料を隅々まで読み、結局お気に召すところがないということでいったん部屋探しをやめて自宅から通学することになりました。キャンパス移動に伴い1年後に部屋を探しに来られて無事にお気に召すお部屋を見つけることができ、今は快適にお住まいいただいております

周囲の意見に振り回されて、住まい探しが上手くいかないこともあるようです。迷ったとき、一人でじっくり考えてみることがプラスになることも。

■優柔不断も千差万別 「決められない」理由いろいろ

希望の地区の物件が近隣に3件あり、全部の内覧をした。家賃も部屋の間取りもほぼ全部一緒で、三つとも気に入って、一週間悩み……後日親も一緒に内覧し、みんなで悩み……またの機会に……となった。(急いでいなかったため)

ほぼ同じなのに……いえ、同じだからこそ選べないのでしょう。急ぐ必要がなければ「迷ったらやめておく」という選択肢もありますが、それにしてもマイペースなお客さまですね。

ペット可なら場所を選ばないとの事で営業エリア外の物件も案内したがなかなか決まらなかった。参考までにと、同じご予算内でペット不可の物件を案内したところ一発で気に入っていただき、その日のうちにお申込みを頂いたペットのワンちゃんはお客様の実家で暮らすことになった。

第一条件だったはずが……?! ある意味、すごく決断力がありますね。

中古住宅を購入で検討していたお客様が、なかなか条件に納得できず、とりあえず、その地域性を知りたいという事で賃貸住宅に入りました。賃貸住宅に住みながら1年位、中古物件を探した結果、結局、最終的には1年前に見た最初の物件を買う事に決まりました。1年分、家賃を払いましたが、その中古物件は支払った家賃分ぐらい1年前より値下げしていたので、喜ばれました。

優柔不断が吉と出ることもあるよう。このお客さまの場合は、住まい探しに対する用心深さ・真剣さが結果につながったのかもしれません。

都会の一人暮らしに素敵な思いを寄せている若い女性ですが……日当りが良い、築浅、オートロック、カウンターキッチン、最上階、角部屋、シャンドレ・家賃が安い……等全部揃っている物件はありません。いつか白馬に乗った王子様が現れるかの如く、物件を探しておりました。

誰しも理想の住まいを求めているけど、ものには限度というものが……。

15年お家探しをされている方がいました。なんやかんやで商談に進み、朝10時から夜11時までかかりなんとか申込頂きました。翌日再度同じ話を聞かせてほしいとお電話があり電話で2時間お話しました。契約の日程まで、本当にあの物件お買い得やんな、みたいな電話が6回。契約時に重要事項・契約で4時間かかりました。

住まい探し歴15年とは驚き! スタッフにもここでは語りきれないほどの苦労があったことでしょう。最後の最後まで大変でしたが、ともかく決まって良かったです!

次回は、住まい探しに悩める人たちへ、不動産店スタッフからの決断するためのアドバイスをお届けします!

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/全国のアットホーム加盟・利用不動産店約51,000店のうち 466店
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2014年12月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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