あなたは、困っている人を見過ごせない性格ではありませんか？
ISFJ（擁護者型）は、思いやりが深く、他人の幸せを大切にする性格です。
周りの人が安心して暮らせるよう常に気を配り、困っている人がいればすかさず手を差し伸べ、見返りを求めることは滅多にありません。
人の役に立つことをさりげなくするのが好きで、自分が誰かに優しくしてもらったときには、より深い優しさでその人に応えます。
ただしときには、その優しさを他人に付け込まれてしまうこともあり、仕事を押し付けられてしまうこともあります。

細かな点によく気がつく性格でもあり、持ち前の分析力と、妥協しない姿勢で、自分ができることを常に完璧にこなします。
多才なうえ、実行力にも長けているので、周囲の人があっと驚くようなことをやり遂げるのも珍しくありません。
その一方、妥協しない姿勢が足かせとなり、仕事の進め方や、人付き合いのしかたを変えることができず、疲れてしまうこともあります。

ISFJは、合理的で自分の意見を持っているタイプとの相性が良いです。
控えめな性格ですが、人と関わるのが大好きで、周りの人を常に気遣い大切にするので、多くの人に信頼されます。
特に、友人や恋人、家族との絆を大切にし、記念日を忘れることは決してありません。
大切な人がピンチのときには、すべてを放り出してでも必ず駆けつけ、手を差し伸べます。

マザー・テレサ、近藤勇、コナン・ドイルなどは、ISFJに当てはまる性質があるとされる人たちです。

マザー・テレサ：1910-1997（カトリック教の修道女・聖人）
貧困や病に苦しむ人々の救済に生涯をささげ、1979年にノーベル平和賞を受賞しました。人道援助の活動家として今なお象徴的な存在です。ISFJの他者を慈しむ能力を最も体現された人物です。

近藤勇：1834-1868（江戸時代末期の武士、新撰組局長）
激動の幕末期は新撰組の存在なしには語れません。外交方針と国内情勢に揺れる時代を、幕臣として戦った近藤勇は、公武合体論的な考え方を持っていたとも言われています。自らの命を顧みず、自分が信じるもののために戦った近藤は、まさにISFJ（擁護者）の人生を生きたと言えるでしょう。

アーサー・コナン・ドイル：1859-1930（イギリスの作家・医師）
後世の推理小説の原型を作った「シャーロックホームズ」シリーズの作者として名高い、アーサー・コナン・ドイル。人種差別による2件の冤罪事件（オスカー・スレイター事件、ジョージ・エダルジ事件）を覆すために奮闘したことをご存知ですか？自分の利益を省みず、他者のために全力を尽くせる、ISFJらしいエピソードです。