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【工事施工】
基礎と土台の違いって何?/ホームメイト

住宅を購入する上で、できれば知っておきたい建築に関する用語や知識。でも、建築の専門家にこんな基本的なこと聞くのも…なんてことありませんか?そんな、なかなか聞くに聞けない建築の疑問を、Q&A方式で分かりやすくお答えします。

Q.基礎と土台の違いって何?

A.基礎は、建物と地盤を固定するもの。土台は、建物と基礎をつなぐもの。

建物を地面にしっかりと固定する基礎と、建物本体と基礎をがっしりとつなぐ土台。どちらも頑丈な建物にするための大切な要素です。ここでは土台の働きを中心にご紹介します。

土台は、基礎と骨組みをつなぐ架け橋

土台のイメージ

建物を支える基礎と建物本体の骨組みをしっかりとつなぐのが、土台の役割です。木造の建物であっても基礎はたいていコンクリート造のため、木材の土台を介した方が接合しやすくなります。また、建物本体の木材を地面の湿気から守るため、水に強いヒバ、クリ、ヒノキなどを使用し、さらにシロアリを防ぐ防蟻剤や腐食を防ぐ防腐剤を染み込ませます。

基礎の上に土台を設けるには、まずコンクリートが固まる前にアンカーボルトを埋め込みます。次に、アンカーボルトの通る穴を空けた角材を水平に置き、上からナットで締め付けます。

そうすることで、地震や強風などで土台から上の部材がずれたり、浮き上がったりせず、基礎と土台が固定されます。(※アンカーボルト…基礎部分と土台部分を接合するためのボルト。)

土台と柱の接合の強さが、地震に耐える力になる

柱の接合イメージ

土台と柱を接合するには、アンカーボルトを通す穴の他に「ほぞ穴」という穴を土台に空け、「ほぞ」をつくった柱をそこに差し込みます。土台と柱の接合の強さは、建物にとって非常に重要。それが弱い場合は、地震の揺れで柱が抜けて、建物が倒壊してしまうこともあるからです。

阪神淡路大震災では、柱を引き抜こうとする地震の力が最大で2.7トンにも及んだと言われ、接合の弱さは倒壊の原因のひとつに考えられています。

そこで平成12年6月、建築基準法が改正され、接合部分にホールダウンなどの特殊な金具で補強することが規定されるようになりました。(※ほぞ…木材を接合するときに木材の端につくる凸型の部分。その「ほぞ」を差し込む凹型の部分を「ほぞ穴」と言います。)

「不等沈下」を防ぎ、建物をバランスよく支える

建物の荷重は、柱を伝って柱の底面に集中的にかかります。その重みによって、地盤が部分的に沈んだり、滑り出したりする「不等沈下」が起きることもあります。そうならないためにも、土台は重要。柱からの荷重を均等にし、基礎全体でバランス良く建物を支える働きもするからです。

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