更新日2024.02.08

中古車を走行距離で選ぶ目安や違い!1年に1万kmがいい?

「中古車の走行距離は何万kmまでなら大丈夫なんだろう?」などと疑問に感じている方もいるでしょう。一般的に中古車の走行距離は、1年1万kmが目安になります。

中古車の走行距離ごとの特徴は、次の通りです。

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走行距離が長い車体はコンディションが悪いと思われがちですが、車の性能は年々改良され高くなっているので走行距離が長くてもメンテナンスをすれば安全に走行が可能です

中古車の走行距離ごとの特徴を知っておくことで、状態の割にお得な車が見つかる可能性が高くなります。今回は、中古車の走行距離の目安や特徴、中古車の購入時の注意点についてご紹介します。

中古車の走行距離は1年1万kmが目安

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中古車は走行距離が短いものがいいって聞くけど本当?

一般的に、中古車の走行距離は1年1万kmが目安と言われています。単純に計算すると、5年経過していれば5万km、10年経過していれば10万kmになるでしょう。

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10万kmを超えていてもメンテナンスがされていれば、問題なく走行が可能です

走行距離が少なければ「状態がいい」と言える可能性は高くなりますが、年式に対して短すぎるものは要注意です。まずは、中古車の走行距離の目安とバランスについて見ていきましょう。

年式と走行距離のバランスが悪い車は注意

中古車の走行距離は短ければ状態がいいとは言い切れません。また、年式に対して走行距離が多い車はハードな使われ方をしている可能性もあります。

たとえば、走行距離が5万kmで年式が10年の中古車の場合は、隔週もしくは週末にしか乗っていないケースも考えられるでしょう。もしくは倉庫や駐車場で放置されていた可能性も考えられます。車は動かさないと部品が痛むため、走行距離の多い車よりも状態が悪いケースもあるのです。

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走行距離が短いから部品や機能に問題ないってわけではないのね……!

また、走行距離が5万kmで年式が2年の場合は、部品の消耗が激しい可能性が高く、機能面でのリスクが高くなるでしょう。

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走行距離が短い車という基準で選ぶのであれば、年式もしっかりチェックしておきましょう

 

10万kmを超えていても問題なし 

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10万kmが車の寿命って聞いたことがあるけど、どれくらいまで安全に走れるんだろう?

しっかりメンテナンスをしていることが条件になりますが、車が安全に走れる走行距離は40万km以上です。車の機能は年々向上しているため、10万kmを超えても問題なく走行できます。

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走行距離が10万kmと言われるのは、車の部品の破損やトラブルが原因なんですよ

車の寿命の詳しい内容については、「車の寿命は何万km?走行距離や年数から寿命の目安を解説」の「走行距離による車の寿命は10~15万kmって本当?」の部分で解説しています。

走行距離ごとの特徴

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メンテナスすれば10万km以上でも安全に走れることはわかったけど、どうやって選べばいいんだろう?

中古車の場合は走行距離によって車体価格が大きく変わります。中古車と走行距離ごとの特徴は次の通りです。

車体価格が安い車が欲しいなら10万kmの車を探すなど、中古車選びの目安にもなります。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

状態のいい車が欲しいなら3万km

走行距離が3万kmの中古車は、あまり使われおらずキズなどのも少ない傾向があります。年式が新しいものであれば、新車と変わらない状態のものに出会えることもあるでしょう。

ただし、年式が新しいため、車体価格もそれほど下がっていない場合が多いです。年式が古くても走行距離が3万km程度の中古車であれば、車体のコンディションがいい場合もあります。

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きれいで状態のいい中古車をご希望の場合は、走行距離が3万kmを目安にしてみてください

値段と状態のバランスを考えるなら5万km

走行距離が5万kmを超えると中古車の相場も下がる傾向にあります。一般的に5年で走行距離が5万kmが目安となるので、5年のタイミングで新たな車への乗り換えを検討される方も少なくありません。

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状態がそこそこで安く中古車を手に入れたい方は、5万kmを超えた車体を探すのがおすすめです

安い中古車が欲しいなら10万km

さらに価格の安さを求めるのであれば、10万kmを超えた中古車がおすすめです。10万kmになると市場のニーズに合わせて車体価格も大きく下がります。

メンテナンスがされていれば10万km以上であっても安全に走行することが可能です。ただし、メンテナンスがされていないと故障するリスクも高くなります。

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購入を検討されるのであれば、点検整備記録簿を見せてもらうようにしましょう。

中古車購入時の走行距離に関する注意点

走行距離は中古車の車体価格に大きく影響する部分ですが、走行距離だけに注目して検討するのは注意が必要です。安全に走行するためには、走行距離と合わせて下記の内容をチェックしましょう。

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走行距離が10万km以上でも安全に走行できるのは、メンテナンスがされていることが条件になるので、走行距離に合わせてチェックしましょう!

ここでは、中古車の購入時に走行距離と合わせてチェックしておきたい内容について見ていきましょう。

走行距離に合わせてメンテナンスがされているか 

メンテナンスの状態は中古車の寿命に大きく影響するため、点検整備記録簿でメンテナンスの履歴を確認しましょう。走行距離や年式が古い車の場合は、消耗品などを取り替える必要があります。

一般的に5万km前後の中古車は、タイヤやブレーキなどの消耗品が交換されているかを確認しましょう。主な消耗品とメンテナンスの目安は次の通りです。

項目メンテナンス目安(走行距離)
エンジンオイル6か月または5,000km
オートマオイル・AT:30,000km
・CVT:40,000km
ミッションオイル2年または20,000km
デフオイル2年または50,000km
クーラント・LLC:2年(車検ごと)または40,000km
・スーパーLLC:4年(2回目の車検)または80,000km
オイルフィルター1年または10,000km
エアーフィルター4年または10,000km(純正交換タイプ)
エアコンフィルター1年または12,000km
ブレーキオイル2年
ブレーキパッド50,000km
スパークプラグ20,000km
ワイパーブレード1年、替えゴム6か月
バッテリー・普通バッテリー:2年
・高性能バッテリー:3年
タイヤ・夏タイヤ:3年または30,000km(残溝2mm)
・冬タイヤ:3年または30,000km(プラットフォーム露出)

参照:オートバックスが推奨する愛車のメンテナンス目安

また、10万kmを超えた中古車の場合は、重要な部品を交換する時期でもあるため、下記のメンテナンス履歴は要チェックです。

項目メンテナンス目安(走行距離)
タイミングベルト70,000〜100,000万km
ウォーターポンプ100,000万kmまたは10年
サーモセット100,000万kmまたは10年
ラジエターホース、キャップ100,000万kmまたは10年
ショックアブソーバー100,000万km(使用限度は2mm)
オルタネーター100,000万km(バッテリーは2〜4年)
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どれも消耗しやすい部品であり、交換しなければ車検に通りにくくなるので必ずチェックしておきましょう

メーターの交換・改ざんがされていないか

中古車の走行距離は車体価格に大きく影響するため、以前は価値を上げるためにメーターの巻き戻しをしてオークションへ出品されるケースがありました。現在は、車体番号を用いた走行距離を管理するシステムなどにより、メーターの改ざん対策が実施されていますが、完全になくなったわけではありません。

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メーターが交換、改ざんされている車両には、運転席側のセンターピラーにシールが貼ってあるので確認してください

メーターパネルを新品に交換した場合、交換後の履歴がわからなくなってしまうケースもありますが、この場合もメーター改ざん車として扱われるため、シールが貼ってあります。

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シール以外でメーター改ざん車を見極める方法はないのかな?

シール以外でメーター改ざんの有無をチェックする方法としては、点検整備記録簿を確認することです。車検のたびに走行距離を記録する欄があるので、遡ってチェックしましょう。最新の記録簿の走行距離よりも短い場合などは、メーターが改ざんされている可能性が高くなります。

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2年で50kmなど走行距離の増え方のペースが不自然な場合もメーター改ざんを疑う必要があります

メーターが改ざんされやすい中古車の特徴として、輸入車や高級車、人気車などの高く売れやすい車などがあげられます。

まとめ

今回は、中古車の走行距離の目安や特徴、中古車の購入時の注意点についてご紹介しました。中古車の走行距離ごとの特徴は、次の通りです。

走行距離が短い車は状態がいいものが多いですが、年式とのバランスやメンテナンス履歴などをチェックすることが大切です。特に10万kmを超えた中古車は消耗品の交換も必要になり、足回りやエンジン周りの重要部分のメンテナンスが重要になります。

安全に中古車に乗るためにも走行距離と合わせてメンテナンス履歴をチェックすることが大切です。

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