本文へ移動

「正統性弱まる」異論封じ 自民総裁選、党員投票省略

2020年9月2日 05時00分 (9月2日 05時00分更新)
 自民党総裁選で焦点だった後継者の選び方は、党員投票を省略して両院議員総会で決着させる方式に決まった。党員参加を求める声が相次いでいたが、新型コロナウイルス感染症に収束の見通しが立たず、時間をかけられないとの論理で二階俊博幹事長ら執行部がはねつけた。党内に不満がくすぶる中、総裁選の形勢を左右する重要な決定が下った。
 二階氏は一日の総務会で、安倍晋三首相(党総裁)の体調や新型コロナ対応を理由に両院議員総会での選出を提案。所属議員百四十五人が署名した要望書を提出した小林史明青年局長や、小泉進次郎環境相らが「新総裁の正統性が弱まる」などと党員投票を主張し、賛否が入り乱れた。
 ただ、執行部内では「八日...

この記事は会員限定です。
中日新聞紙面の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※中日新聞紙面には、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井が含まれます。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報