うまくいかぬこと他人のせいにしないレミオロメン藤巻さん

2020年11月19日 05時00分 (11月19日 10時20分更新)

中学時代に手に入れたエレキギターがミュージシャンとなるきっかけとなったことを語る藤巻亮太さん＝入善町入善西中で

入善の中学生に講演

　入善町青少年育成中学校合同講演会が十八日、入善西中学校であり、ミュージシャンの藤巻亮太さん（４０）が「種をまくこと、芽吹くこと」をテーマに「今、興味を持っていることを大事にしてほしい」と同校と入善中の全校生徒約六百人に語りかけた。　（松本芳孝）

　藤巻さんは活動休止中のレミオロメンでボーカル兼ギターを務め、現在はソロ活動中。会では、レミオロメン時代のヒット曲「３月９日」や「雨上がり」を熱唱。生徒たちに未来に向かってはばたいてほしいとの思いを込め、山梨県の母校の後輩とつくった「オウエン歌」も披露し、生徒を勇気づけた。

　講演で藤巻さんは「中学時代に先輩にあこがれて手に入れたエレキギターが大学時代以降のミュージシャン活動につながった」と、種が時を経て芽吹いた経緯を語った。「うまくいかないことを他人のせいにしては駄目。考え方、生き方、自分を変えなければならない」とソロ活動を始めた当時を振り返り「中学生なら今から何にだってなれる」とエールを送った。

　入善西の本田遥紀生徒会長（三年）は「自分を変えなければ、状況は変わらないという言葉が心に残った」と謝辞を述べ、入善の前田彩希生徒会長（三年）が花束を贈った。

　同講演会は町出身の篤志家の寄付で二〇一六年から始まった。

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