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春夏の甲子園史上初の「申告敬遠」常総学院の島田監督、9回サヨナラ負けのピンチで行う【センバツ】

2021年3月24日 19時21分

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9回敦賀気比1死一、二塁、打者・大島正樹の時に申告敬遠を指示する常総学院・島田直也監督

9回敦賀気比1死一、二塁、打者・大島正樹の時に申告敬遠を指示する常総学院・島田直也監督

◇24日 センバツ高校野球1回戦 常総学院9―5敦賀気比(甲子園)
 常総学院(茨城)の島田直也監督(51)が、9回に春夏の甲子園大会で初となる「申告敬遠(申告故意四球)」を行った。
 5―5の9回1死一、二塁から暴投で二、三塁となり、敦賀気比の4番・大島正樹外野手(3年)を迎えた場面で、選手を通じて球審に伝えた。
 敬遠後、マウンドの大川滋英投手(3年)は続く打者を三振、投飛に抑えた。日本ハム、横浜で投手として活躍したOB監督の冷静な采配でピンチを脱し、タイブレーク制の延長13回の勝ち越しにつなげた。
 投手が投げなくても、監督が要請すれば敬遠四球となる申告敬遠は、プロ野球では2018年シーズンから導入された。高校野球では、1投手が1週間に500球以内とする「球数制限」とともに昨年度から採用されている。昨夏の甲子園交流試合で山梨学院が白樺学園(北海道)戦で行った例がある。

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