空手界のキング 喜友名諒が金メダル【東京五輪・男子形】
2021年8月6日 20時40分
◇6日 東京五輪 空手 男子形決勝(日本武道館)
空手界のキングが“一生に一度の五輪”で金メダルを手にした。世界王者の喜友名諒(きゆな・りょう、31)=劉衛流龍鳳会=は決勝でダミアン・キンテロ(スペイン)を撃破。今回の東京五輪で初採用された空手での日本人金メダル1号となった。次回の2024年パリ五輪では実施されない。
喜友名は5歳で空手を始め、空手発祥の地でもある沖縄を拠点にしてきた。全日本選手権は2012年から9連覇、世界選手権は14、16、18年と3連覇。圧倒的な存在感と強さを誇る「空手界のキング」として東京五輪でも金メダル最有力候補と期待され、喜友名自身も「負ける気がしない」と絶対の自信を持って臨んだ。
“最後の空白県”だった沖縄県勢として初の金メダルでもあり、これで47都道府県“全コンプリート”となった。
▼喜友名諒(きゆな・りょう)1990年7月12日生まれ。沖縄県沖縄市出身。170センチ、78キロ。興南高、沖縄国際大出。空手「形」の第一人者。2004年全国中学選手権優勝。全日本選手権史上最多の9連覇。2014、16、18年と18年世界選手権で3連覇。18年アジア大会金メダル。
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