舞台の時間は特別　松たか子「パ・ラパパンパン」主演

2021年11月4日 16時00分 (11月4日 16時00分更新)

「お芝居が終わって楽屋に戻り、興奮して上がった気持ちがしゅーっと冷めていく感じが好きです」と話す松たか子

　「他者を演じるときは不思議。自分をなくせるので面白く、考えずに没頭する時間が楽しい」。そう演技の魅力を語る松たか子は、十一〜十二月に東京と大阪で上演される舞台「パ・ラパパンパン」で、主役の小説家・来栖てまり役を務める。

　鳴かず飛ばずのティーン向け小説家てまり（松）が英国小説「クリスマス・キャロル」の世界を舞台に本格ミステリーを書き始めるが、ひょんなことから編集者・浅見（神木隆之介）と共に作品の中に入り込んでしまう。極悪非道な貸金業者スクルージが殺される話を書きながら、現実でも事件が起きるユニークなミステリーコメディーだ。

　てまりは原作も小説の書き方も理解しておらず、原稿は欠陥だらけ。浅見から...

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