侍ジャパン・栗山監督退任を正式発表、近日会見後任候補に工藤さん高橋由伸さん井端さんら…夏メドに人選

2023年5月31日 18時18分

退任する侍ジャパン・栗山英樹監督

　NPBエンタープライズは31日、3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で世界一になった野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督（62）の退任を発表した。栗山監督はWBC終了後、監督を退く意向を示していた。既定路線通り、契約期間が満了となったこの日、正式に退任が発表された。

　栗山監督は2021年12月に侍ジャパンの監督に就任。今春のWBCではエンゼルス・大谷翔平選手、レッドソックス・吉田正尚外野手、パドレス・ダルビッシュ有投手ら史上最強と称された豪華メンバーをまとめ、2009年の第2回大会以来、3大会ぶりの優勝を勝ち取った。近日中に退任会見を開く。

　侍ジャパンの今後の活動スケジュールとしては、11月16日から東京ドームで開催される第2回アジアプロ野球チャンピオンシップが予定されている。次期監督は、前ソフトバンク監督の工藤公康さん（60）、前巨人監督の高橋由伸さん（48）、2021年の東京五輪でコーチを務めた井端弘和さん（48）らが候補に上がるとみられ、今夏をメドに人選を進めていく見通し。

　▽栗山英樹（くりやま・ひでき）　1961年4月26日生まれ、東京都出身。東京・創価高から東京学芸大を経て1984年にドラフト外でヤクルト入団。89年にセ・リーグのゴールデングラブ賞に輝くなど外野手として活躍し、90年に引退。12年からは日本ハムで監督を務め、同年と16年にリーグ優勝、16年は日本一に導いた。21年限りで退任し、21年12月に侍ジャパンの監督に就任。